はじめに
4月1日(土)の夕刻からAsian World Night Marketというイベントに行ってきました。イベント自体は金・土の二日間に亘って夕刻4時から夜10時まで開催されていたようです。私は土曜日の4時から8時ごろまで楽しみました。
めっちゃ楽しいイベントだった、ってわけではないのですが、じわじわ来るポイントはいくつかあったので、記録しておこうと思います。
Asian World Night Market
会場は、Brushy Creek Amphitheaterという屋外劇場がある大きな広場でした。駐車場はタダですが、入場料は事前のネット支払いで$10でした。
Amphitheater(ǽmfəθìːətər、円形劇場)とは、ステージを中心として、円弧状に取り囲むように観客席を配置した劇場のことです。でも、ここはステージの前にだだっ広い芝生広場があるだけで、円弧状の観客席はなかったですけどね。
会場は大きな芝生広場の前方にステージがあり、後方に食べ物屋さんの屋台やグッズ売り場が並んでました。食べ物屋台は全てアジア系の屋台でした。
グッズ売り場の多くは日本のアニメ関係です。ドラゴンボールやワンピースのTシャツ着た大人、ポケモンのTシャツ着た子供も多く見かけたので、やっぱりこういうところでは、日本のアニメは強いなぁ、というのを実感します。
スモウの取組
なぜかスモウコーナーがありました。全米で活動されているスモウクラブ主催のようでした。意外に人気コーナーで、常に周囲に人だかりができてました。
下の動画は、スモウクラブの方と一般人の飛び入りの方が対戦している動画です。最初の女性の取組は、白の廻しを締めてるのがクラブの方、青の廻しが飛び入り参加の方です。
実は、この一般の女性、スモウするのすごく嫌がっていたのですが、彼氏(旦那さん?)に「いけいけ!」みたいな感じで無理やり出さされてました。意外に善戦してましたけどね。ちなみに彼氏は若かりし頃の亀仙人と思われる方で、「亀」って胸元にプリントされているオレンジ色のタンクトップを着てる方です。動画の後半は彼氏が土俵に上がります。
この動画見ていただいたらお気づきになったかと思うのですが、「ハッケヨイ、ノコッタ!」の「ノコッタ」を言わずに「ハッケヨイ」で取組が始まります。もうそれが気持ち悪くて、気持ち悪くて。「ヨーイ、ドン!」のドンを言わずに走り出すのと一緒です。
そのくせ、スモウクラブの方は観客に向かって「これはマワシって言うもんだ。diaper(おむつ)じゃないぜ!」みたいな知識を披露してて、「それはええから、ノコッタ言うてくれ」と思って見てました。男性の取組の3本目、経験者が素人相手に「いなし」を使うのも「セコイぞ!」と思いました笑。
でも、トータルで、こうやって米国の方がスモウで盛り上がっている姿見ると嬉しいですね。見た限り、スモウクラブのメンバーに日本人がいなそうだったのが残念でした。
⇩つきとめました。黒人の方はこの方のようです。
Our first athlete announcement! Justin Kizzart! He is leader of the Austin club Dark Circle Sumo, a multi world team athlete, a lightweight assassin and the biggest push for Dallas to start their own club. Are you afraid of the dark? #darkcirclesumo #sumo #相撲 #gagamaru #臥牙丸 pic.twitter.com/FfnZY1Q3f6
— Dallas Sumo Club (@DallasSumoClub) April 2, 2023
ステージ演目
ステージ上の出し物もいくつか見ました。最初見たのは中国の古典舞踊だと思うのですが、袖がすごく長い衣装での舞踊でした。きっとAustinの愛好家の活動だと思うのですが、すごく綺麗でよかったです。見惚れちゃって動画は撮ってないのですが、写真だけ。
調べたところ、こういう袖の長い衣装で踊るのを「袖舞」とか「水袖舞」というようです。中国の伝統舞踊なので、日本語でこのような舞の名称はないのですが、読むとしたら「しゅうぶ」でしょうか。
下のYoutubeでは采薇舞と書かれています。「袖舞」の演目名ではないかと思います。ChatGPTによると、采薇舞は春に咲く植物「薇(ぜんまい)」を摘む女性たちの美しさを表現したものとされています、とのことですがファクトチェックはできてません。
続いて、日本人グループによる出し物がありました。演目がちょっとシュールすぎました。下の動画は、1曲目:民謡「白虎隊」、2曲目:美空ひばり「ふるさと太鼓」、3曲目:「三味線ブギウギ」です。いい意味?で、日本の地元の公民館にいる気分になりました。海外在住の日本人の皆様。これ見て、日本を懐かしんでください。(私の世代じゃないって笑)
日本人の演目の後は、獅子舞でした。私は今シーズン、4度目の獅子舞鑑賞です。でも、獅子舞は何回見てもええもんですからね。先の日本人の演目と比べ、子供人気が雲泥の差でした。この勝負、中国に軍配が上がりました。
獅子舞が終わったのが20時前。このイベントは22時まであったのですが、私は獅子舞を見終わったら、疲れたので帰りました。人混みもすごいことになってきてたので。
最後に
こういう日本含むアジアを外から眺めるイベントは面白いですね。中でも中国と日本の存在感が強めな気がしました。このイベントでの日本はアニメとスモウの印象が強かったです。全部のステージを見たわけではないので、もしかしたらあったのかもしれませんが、韓国、ベトナム、タイなどの民族舞踊も見たかったな。
あと、アメリカ人にとってのアジアの認識を私はいまいち分かっていないのですが、今回出店されてた屋台を見る限り、南アジア、中央アジア、西アジア圏の国々は含まれていないように思いました。東アジア、東南アジアだけを指す適当な単語がないのかな。今更ですが、アジアってかなり曖昧性の残る単語ですね。
それでは、またー
⇩3回目の獅子舞。