THE TIME YOU ENJOY WASTING IS NOT WASTED TIME

テキサス州オースティン在住の単身赴任者の記録

English ←Translate this blog into English by Google



シンコ・デ・マヨ(Cinco de Mayo)に行ってきた

(Image Creatorにて作成)

 

 

はじめに

今日はAustinで開催されたシンコ・デ・マヨ (Cinco de Mayo)に行ってきました。日本では馴染みのない言葉だと思います。私も去年もこのイベントあったような気がするなー、と思うのですが、参加するのは今回が初めてです。

 

シンコ・デ・マヨはメキシコに関連した行事です。メキシコと言えば「死者の日」を私はすごく好きなので、こちらはどんなイベントかなと思って行ってきました。

 

シンコ・デ・マヨとは

Wikipediaの説明は次の通りです。

シンコ・デ・マヨスペイン語Cinco de Mayo、5月5日の意味)は、メキシコのおもにプエブラ州祝日である[1][注釈 1]。この祝日は、1862年5月5日プエブラの会戦でメキシコ軍がイグナシオ・サラゴサ英語版将軍の指揮のもと、フランス軍を撃退したことを記念する[3][4]

(中略)

シンコ・デ・マヨは地域に限定され、メキシコ全土での重要性はないが、この日はアメリカ合衆国や世界の他の地域では、メキシコ人の伝統と尊厳の祝典として知られている[9]。しかしながら、アメリカ合衆国ではシンコ・デ・マヨがメキシコの独立記念日であるとの誤解が多い[10]。メキシコの独立記念日は9月16日 (dieciséis de septiembre) であり[11]、メキシコで最も重要な愛国的な国の祝日である[12]

 

メキシコがフランス軍を撃退した日(5月5日、Cincoが5日、Mayoが5月の意)を記念する日なのですが、メキシコ本国より米国で祝われているというのが面白いですね。メキシコ系アメリカ人をチカーノ(Chicano)といいますが、1960年代にアメリカでのチカーノのアイデンティティを高めるために、チカーノ活動家がこの日を利用し、アメリカで広めたようです。

参考:Cinco de Mayo 2023: Facts, Meaning & Celebrations | HISTORY

 

どうでもいいことですが、イベントが開催された今日はもう6日。6日はseis(セイス)なので、セイス・デ・マヨにシンコ・デ・マヨを祝うということになります。

 

 

イベント内容

●会場

会場は、コロラド川沿いの広場でした。

 

 

このイベントはAM10時からなのですが、入場料はお昼12時までに入場すれば、無料。12時を過ぎて入場すれば$7という設定でした。開始時からお客さんを増やしたい狙いでしょうか。今まで経験したことないパターンです。私は無料の間に入ろうと思って11時ごろに行きましたが、まだフードーカーも準備中で開いてなかったので、早く行くことのお得感はなかったです。

 

会場は演目用のステージ、フードーカー・屋台、メキシコっぽいお土産屋さん、ちょっとした子供向け遊びのコーナー、などでした。

 

ハンバーガーの屋台。メキシコのイベントでは、至る所にカラフルな切り絵が飾られます。これをパペルピカド(Papel picado)といいます。スペイン語で「穴を開けられた紙」という意味らしいです。

 

カチューシャ屋さん?カラフルで可愛いお店でした。

 

この辺の庭遊びの定番、コーンホール(cornhole)。日本での「輪投げ」に近い遊びです。子供向けだと思いますが、こちらではおじさんが夢中になります。

 

同じく定番のディスクゴルフ。屋台で家庭用ディスクゴルフセットを売ってました。みんな、でかい庭持ってんですかねー

 

●演目

私がいた間に演目が2つありました。まぁ、ゆるーい感じです。ある意味メキシコを感じることができます。もっといろんな演目見たかったのですが、スケジュールも分からないし、演目と演目の間が長いので、もうこの2つを見て会場を後にしました。 

 

先日、アジアンナイトというイベントに行き同じようにステージでイベントやってましたが、そちらはほぼ連続で出し物をやってたので、長く見れましたが、こちらは1演目終わって1時間休憩、みたいな感じなので一人じゃ間が持たないです。

 

私が見た2つの演目です。リハーサルじゃないですよ。本番です。動画後半のダンスグループはViva Tejana Dance Companyというグループです。Youtubeページもあったので、この動画だけじゃ物足りないと言われる方はどうぞ。

Viva Tejana Dance Company - YouTube

 

メキシコのイベント「死者の日」に行った時も思いますが、メキシコのイベントって間が長くて時間がゆっくり流れてます。日本人の時間感覚からすると正反対な感じを受けます。だからって、どっちがいいってわけではないです。私は日本の「時間にキッチリしすぎてる」のも窮屈だなと思う時があるし、メキシコの「ゆっくりした時間の流れ」も、もうちょっとちゃんとしようやって思います。

 

きっと「時間を守る」って言葉は相手があってこその言葉だと思います。誰にも迷惑かけないなら「時間を守る」必要ないし。その言葉の背景には「相手の時間を無駄にしてはいけない」っていう思いがあると思います。でも、時間を無駄にするか否かは本人次第で時間を守らなかった他人は関係ないとも思います。自分の時間は自分だけのものですから。

 

メキシコの人は、演目と演目の長い合間もすごく楽しそうに過ごしています。時間にルーズなことの根本には、その時間がお互いにとって無駄だとは認識していないのだと思います。それがいいわけではいですが、日本人も逆に学ぶべきところがあるな、と今日のゆるーい時間の流れを見て思いました。

 

最後に

「死者の日」であれば、カトリーナメイクとか代表的なものがありますが、シンコ・デ・マヨはそれを象徴する特別なものはなさそうです。ただ、メキシコ系の方がメインで集まって、ワイワイやるイベントのようでした。

 

マリアッチとかフォルクロリコもステージ演目できっとあったと思うのですが、待てなかった。もっと待つ時間を上手に使えればいいのですが…

 

▼Austinでのメキシコの「死者の日」関連イベントに参加した話▼


▼Asian World Nightに行った時のお話▼

 

それでは、またー