THE TIME YOU ENJOY WASTING IS NOT WASTED TIME

テキサス州オースティン在住の単身赴任者の記録

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至高のプレッツェルを求めて

(Image Creatorにて作成)

 

 

はじめに

以下の記事に書きましたが、私は今プレッツェルにハマってます。"I am obsessed with pretzels" 状態。至高のプレッツェルを求めて、今日もAustinの街を走り回ってます。

 

▼プレッツェルにハマったきっかけを書いたお話▼

 

ついでに、ドイツ語版wikipediaから仕入れたプレッツェルにまつわる慣用句もトリビアとして最後に記載してます。

 

Dave & Buster's Austin

 

 

ここは、同僚と一緒に金曜日のお昼ご飯を食べに行ったところです。ハンバーガーを食べるつもりだったのですが、メニューにプレッツェルがあったので、プレッツェルも頼みました。

 

「パンの前菜にパン頼むって、どうかしてるぜ!」って同僚に思われたかもしれないけど、優しい同僚なので、そんなツッコミはなかったです。私も気が引けたのでプレッツェル代は私につけて、食べるのはシェアしました笑。

左:前菜のプレッツェル、右:メインのハンバーガー、茶色ばっかり!

ここのプレッツェルは密度の高い"どっしり"した生地でした。私は外カリ、中フワのプレッツェルを探し求めているので、ここのは好みのプレッツェルではなかったです。

 

でも、2種類のディップのうち一つがチーズ系でよくある味なんですが、もう一つがめちゃめちゃ美味しかったです(写真の右側のやつ)。味の雰囲気で言うと、ガーリックの効いたピリ辛のサウザンアイランドドレッシング。何でもってピリ辛にしてるのか分かりませんでした。同僚は辛子明太子っぽい辛さって言ってたけど、そんな感じです。

 

プレッツェルともとても合うし、最高のディップソースでしたが、如何せんパン生地がdenseなんです。惜しい…

 

The Brewtorium

 

 

ここはブリュワリーですが、フードメニューにプレッツェルがあるというのを知って、行ってきました。Brewtoriumっていう名前がいいですよね。周期表の下の方に載ってそう。

"rium"が付くとトリウム (thorium)、イリジウム (iridium)、ベリリウム (beryllium)など元素をイメージするので、理系好みなネーミングです。

 

Brewtoriumのプレッツェル、ビールはドイツ繋がりでCAPTAIN HOOFという名のBockタイプのビール

ここのプレッツェルは、柔らかもっちり系でした。表面のカリッはそれほどでもなかったですが、まずまずです。ディップソースは複数ある中から2種類選べます。私はビアチーズmustard Crème Fraîcheってやつにしました。マスタードのやつが好みでした。今までAustinで食べたプレッツェルの中で一番です。

 

白いつぶつぶは塩の塊なのですが、そのまま食べてるとかなりしょっぱいです。私は血圧高めなので、塩落としながら食べてます。それとビールでちょうどいいです。最高。

 

プレッツェルにまつわる慣用句

もうプレッツェルのことは日本語版wikipediaも英語版wikipediaも一通り目を通したので、かなりのプレッツェル通になったと思います。

 

しかし、ここまで来たらプレッツェルはドイツ発祥なのだから、ドイツ語版wikipediaも目を通しておこうと思い読みました。DeepLの力を借りて。そしたら、日本語版や英語版には載っていない面白い新情報もありました。ここではドイツ語版wikipediaに載ってたプレッツェルにまつわる慣用句を紹介したいと思います。

 

Jemandem eine Brezn geben für:英語で"to give someone a pretzel", 日本語で「プレッツェルを(誰かに)与える」です。これは「(誰かを)言葉や行動で攻撃する」という意味とのこと。つまり「痛めつける」ってことです。プレッツェルは、その形にねじりがあったり、焼いた後に破れたような表面肌があったりするため「痛めつける」というイメージがあるようです。「プレッツェる」という動詞と考えると、例文は「あいつ、腹立つから一回プレッツェろか?」です。

 

 

A Brezg em Gsicht:英語で"pretzel in the face", 日本語で「顔がプレッツェル」です。これで「酔っぱらい」を意味するそうです。確かに、プレッツェルは目がとろんとした酔っ払いに見えなくもないです。例文は「あいつ、飲めない酒飲んで、顔がプレッツェルやで」です。

 

Breznsoizer:英語で"pretzel salter", 日本語で「プレッツェルに塩かける人」です。これで「役立たず」を意味するそうです。プレッツェルは表面にたくさんの塩が振りかけられているのですが、その塩を振りかける仕事しか任せられない人(それ以外の仕事は任せられない人)を指します。例文は「あいつ、またあの作業失敗したわ。ほんまプレッツェル塩かけ人やな」です。あまりいい意味ではないので、日常生活で使うのは控えましょう。

 

プレッツェル慣用句を通してドイツ文化がほんの少し垣間見えるのが面白いですよね。昼間はプレッツェル塩かけ人、夜は顔がプレッツェルやと、いつか奥さんからプレッツェられるかもしれないので、世の旦那さんは気をつけましょう!

 

参考:Brezel – Wikipedia

 

最後に

もうプレッツェルが本当に好きなんです。日本では、そこまでパンと一緒にビール飲む習慣はないですが、プレッツェルとビールは本当に相性いいと思います。休日の昼下がりにこれ以上最適な小腹満たすものはないんじゃないかと思います。日本のパン屋さんはおじさんをターゲットにしてプレッツェルを扱うべきです。ディップソースとビールも一緒にね。絶対、当たるよ!(知らんけど)

 

Austinで行きたいプレッツェルのお店がまだあるので、このシリーズもう一回ぐらい続くかもしれません。

 

それでは、またー

 

▼そして、完結編に続きます▼