THE TIME YOU ENJOY WASTING IS NOT WASTED TIME

テキサス州オースティン在住の単身赴任者の記録

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夫婦でニューオリンズ(New Orleans)に行ってきた【後編】

 

 

はじめに

奥さんとニューオリンズ(New Orleans)観光に行ってきた続編です。

 

▼前編はコチラ

 

ミシシッピ川クルーズ

ニューオリンズといえば、ミシシッピ川  (Mississippi River)。以下の地図でニューオリンズの街中をうねうね蛇行しながら流れているのがミシシッピ川です。

 

 

ミシシッピ川だけで全長3,779km、ミシシッピ川の上流はミズーリ川と別の名前が付いてるのですがミシシッピ-ミズーリ川合わせての全長は5,971kmで、世界第四位の長さです。その長い長い川の終端部分、河口近くの街がニューオリンズになります。

出航前。船から見たダウンタウンの様子。見えてる橋の名はCrescent City Connection

そのニューオリンズのダウンタウンからミシシッピ川のクルーズ船に乗ることができます。食事付き・無しありますが、我々夫婦は午後2時から約2時間の食事無しのSteamboat Natchez Jazz Cruiseというのに乗船しました。

 

Steamboat Natchez

Steamboat Natchez 号

このNatchez号は、外輪式蒸気船(paddle steamer)ですが、その中でも駆動ホイールがサイド2箇所ではなく、後方1箇所に設置されているタイプです。蒸気船はスクリュー船に比べて喫水(船の水面下に沈む部分)が浅いため、河川船に向いてます。

Natchez

後方のホイールが回って推進します。ミシシッピ川の水は汚い。

全2時間の行程のうち、半分はおじさんのガイドアナウンスが流れており、見所などを説明してくれてます。半分はJazzの演奏が流れます。船内で生演奏してくれてますが、我々はスピーカーから流れる音楽を聴きながら、ずっと外の景色を眺めてました。

船内の雰囲気

ニューオリンズは工業地帯なので、船から見える景色はどこかの工場とか軍事用の船とかがメインでそんなに美しい景色はないのですが、New Orleans Jazzを聴きながら夫婦でのんびり過ごす2時間はあっという間でした。

 

Lake Pontchartrain Causeway Bridge

ニューオリンズにはポンチャートレイン湖(Lake Pontchartrain) という湖があり、その湖にCauseway Bridgeという名のまっすぐな橋がかかっています。この橋は、全長38.4kmで世界で12番目の長さ、連続して水上に架かる橋としては世界一の長さの橋です。

日本で一番長い直線道路が、札幌市と旭川市を結ぶ国道12号の29.2kmらしいのですが、それよりもまだ余裕で長い直線です。

Lake Pontchartrain Causeway Bridge

Lake Pontchartrain Causeway Bridge

上のような景色が38km続きます。ひたすらまっすぐ38kmです。途中前にも後ろにも対岸が見えなくなるので、橋と水だけの世界になります。そんなに交通量も多いわけではないので、ちょっと異世界に迷い込んだ感じがします。

地球が水没してしまった後の世界とか、地球ではない水の惑星を走っているような気がしました。ガソリンは満タンで臨みましたが、それでも「ここで車が止まっちゃったらどうしよう」という不安がよぎります。

走っても走っても景色が変わらないというのはアメリカでは田舎を走るとよく経験することかと思うのですが、それが湖の上だとなんとも言えない不思議な感覚になります。

 

橋の手前にニューオリンズのトレジョがあります。ルイジアナ州バージョンのエコバックを買うために立ち寄ってみたら、なんと期せずしてトレジョミニ保冷バックまで買えてしまいました。Austinではお目にかかることすらできなかったのに。超ラッキーでした!!!

 

セント・ルイス大聖堂

ダウンタウンの中心部にあるので嫌でも何度も目にするセント・ルイス大聖堂 (Saint Louis Cathedral)。ディズニー映画に出てくるお城のような美しい大聖堂です。と思ったら実際、ディズニー映画『プリンセスと魔法のキス』(原題:The Princess and the Frog)に登場します。この映画、ニューオリンズが舞台なんですね。

セント・ルイス大聖堂。手前がジャクソンスクエアという広場。

外観はとても美しいですが、内装も同じく美しいです。入場無料で中を見学することできます。たくさんのステンドグラス、美しい天井画(フレスコ画でしょうか)を観ることができます。

セント・ルイス大聖堂

 

レストラン色々

● Oceana Grill

ダウンタウンにあるケイジャン料理店。パンにフォークが突き刺さった状態で提供されたカキ料理。私や奥さんの機嫌が悪かったわけではないです。牡蠣はケイジャンガーリックハーブとパルメザン、ロマーノチーズで味付けされてます。

牡蠣の味はほとんどしませんが、ソースはめちゃめちゃ美味いです。このソースを魚介につければ、なんでも美味しくなると思います。牡蠣料理にパン?って思うかもしれませんが、残ったソースを全部パンに付けて食べたくなります。

左:Oceana's Famous Oysters、右:Bayou Veggie Delight, Taste of New Orleans

小皿料理の真ん中は、Crawfish étouffée(ザリガニのエトゥフェ)なんですが、ザリガニのミソの味が濃厚で、これが一番美味しかったです。

 

● Tableau by Dickie Brennan & Co.

同じくダウンタウンの中にあるクレオール料理屋さん。クレオールとケイジャンの厳密な違いを私は分かっていないのですが、イメージとしてテーブルクロスを敷いているのがクレオール料理店。むき出しのテーブル使ってたらケイジャン料理店です。

左:Fried Oyster Pan RoastとEscargot、右:Wagyu Steak

私は過去、エスカルゴと言えばサイゼリアのエスカルゴしか食べたことありません。あれが好きなのでクレオール料理のエスカルゴがサイゼリアのそれを上回るのかどうか試してみました(値段はサイゼリアの約6倍ですが)。結果、上回ってました!あれよりもさらに美味いエスカルゴでした。今のところエスカルゴにハズレなし!

シーフード以外も、と思ってWagyuステーキってのも頼んでみましたが、絶対和牛ではなかったです。噛みごたえたっぷりのアメリカンな肉でした。

 

● Keith's Seafood

Lake Pontchartrain Causeway Bridgeの帰りに立ち寄ったPo-Boy店。小汚い店でしたが、サンドイッチの味はめちゃ美味しかったです。具の量もすごい。

Keith's SeafoodのPo Boy

 

● Royal House Oyster Bar

これもダウンタウンにあるオイスターバー。ここのカキもやっぱり美味しかったです。日本の牡蠣は味が濃いのであっさりした味付けで十分美味しいですが、こっちの牡蠣は味が薄いので、その分ソースの味が濃くて美味しいです。

左:Gulf Shrimp 'n Grits、右:Chargrilled Oysters

ここのレストランでは、上の牡蠣料理を最初に注文したのですが、オーダーが忘れられており、結局、牡蠣を無料にしてくれました。無料になると美味しさがさらにアップしました。

 

おまけのPokemon

この旅の間中、やたらポケモンのTシャツ着たり、カバン持っている人に出会うなと思ったら、ニューオリンズのコンベンションセンターで"2024 Pokémon North America International Championships"という大会が開催されてました。

毎年開催される3つの国際選手権のうちの1つなのだとか。旅行中、日本以上にポケモンTシャツをみました(着てるのはみんな大人)。

 

最後に

奥さんと初めて飛行機を使って移動して、移動した先でレンタカーを借りるという米国内旅行でした。

アメリカを楽しもうと思うと車の運転が必須になるので、いつの日かまた奥さんと米国旅行した際も、きっと車の運転は問題なくできると思うので、その一点だけとってみてもアメリカで生活してよかったな、と思います。

それでは、またー