はじめに
9月中旬には日本に本帰国するので、引っ越し準備を色々しないといけないのですが、こういうのは全然思うように進みませんね。ってお話です。
サンディエゴ出張
日本への帰国前にAustinのオフィスで色々やりたい仕事や引き継ぎ業務、パソコンの中身の整理などあるのですが、諸事情あって今週 San Diego (サンディエゴ)に2泊3日で出張に行って来ました。
「サンディエゴって聞いたことあるけど、場所よく分かんない」って方が多いのではないかと思うのですが、サンディエゴはアメリカの西海岸。ロサンゼルスから車で2時間ちょっと南下したところ。さらに南に車で20分行くともうメキシコとの国境です。そんなカリフォルニア州で一番メキシコよりの街です。この街にあるサンディエゴ大学に用事があり、行って来ました。
仕事のことは書けませんが、それ以外でも全く自由時間がない、何も楽しくない出張でした。唯一、テンション上がったのは帰りのホテルから空港までの移動で使ったUberがTesla Model3だったので、それが一番嬉しい出来事でした。
近未来を感じました。ダッシュボードに一切の計器類(スピードメータ、タコメーター、ガソリン残量表示など)はありません。全て大型タブレットに表示・管理されます。常に周囲の車がモニタリングされ、タブレットに表示されます。危険な車線変更などはできません(ハンドルが切れなくなる)。相手が当たってこようとしても、自動で逃げる機能もあるそうです。
「車を運転する楽しさって何?」っていう別の問題はあるような気がしますが、そんなこと言い出すのはもはや昭和世代だけなのでしょう。可能な限り機械に任せたいって方にはとてもいいように思います。ナイトライダーのK.I.T.T(キット)がもうそこまで来ています。
Austinの空港に到着してから、ちょっと空港内をぶらぶらしました。「あと帰国時にもう1回この空港に来るだけかぁ」と思いながら、普段は寄らないお土産屋さんを見てまわりました。可愛い女性用のTシャツがあったので、奥さん用に、あるいは奥さんが気に入らなければ誰か身内の女性にあげようと思って、Tシャツを2枚買いました。
Tシャツはガラが見える状態で畳まれて並べられており、広げたところでサイズ感はよく分からないので「Mサイズでいいか」と思い、異なるガラの2枚のMサイズを購入しました。
で、アパートに帰って来てから広げてみると、なんとなんと「チビT」でした。きっとへそ出すタイプのTシャツなんだろうと思います。Austinは猫も杓子もヘソ出してますからね。毎日、ヘソ祭り状態。でも奥さんがチビT着てるとこ一度も見たことないですけど、着てくれるやろか笑
王冠並べ
私は瓶でビールを飲んだ際は、王冠を捨てずに集めてました。引越しのための段ボール詰めをやってる最中に、その王冠コレクションに目が止まりました。試験期間中にゲームをやりたくなる中高生と一緒ですが、なぜか急に王冠を種類ごとに並べたくなってしまいました。
皆さんは何の興味もないでしょうが、私が飲んだ数の多い瓶ビールのベスト5を発表したいと思います。ちなみに私は瓶よりも缶をはるかにたくさん飲んでるので、ビールを飲んだ数で言えばこれらはほんの一部です。そうは言っても王冠の数を調べると、私の好みのブリュワリーがはっきり分かるなぁと思った次第です。
- 第5位(同数):Founders Brewing, ミシガン州グランドラピッズに本拠を置くクラフトビール醸造所。ここのAll Day IPAパックは本当に美味しい。
- 第5位(同数):New Belgium Brewing, コロラド州フォートコリンズを拠点とするクラフトビール醸造所。Fat Tire Amber Ale、Voodoo Ranger IPAは安定の美味さ。
- 第4位:Real Ale Brewing, テキサス州ブランコにある醸造所。テキサス州内にしか流通していない模様。AustinにあるバーでここのFiremansを扱ってる店は多い。
- 第3位:Samuel Adams, ボストンにあるBoston Beer Companyのビールブランド。アメリカで老舗の醸造所の一つ。日本でも飲めるところは多いと思う。どれ飲んでもハズレなし。安定の美味しさ。
- 第1、2位:ともにSierra Nevada Brewing, 濃い緑の王冠がIPA、薄い緑がPale Ale。どっちもめちゃ好き。メジャーなので日本でも入手できるんだけど、割高になると思うのでそれが悲しい。
こんなことしてるので、引越し作業が全然進みません。
チーズフォンデュ
土曜日は、私の不要なものを後輩にあげるため、お互いのアパートを車で4回往復しました。フロアライト(チョウチンアンコウみたいなやつ)とか、Lift Top Coffee Tableとか、各種キッチングッズなどなど。
その後、晩御飯を一緒に行ったのですが、この日は私のリクエストでチーズフォンデュを食べに行って来ました。米国で初めてのチーズフォンデュ屋さんです。コースを頼んだのですが、次の流れでした。
パンと野菜のチーズフォンデュ→サラダ→肉・海鮮の鍋→チョコレートフォンデュ
おじさん二人で女子が好きそうなやつお腹いっぱい食べてきました。肉や海鮮もチーズで食べるのかと思ってたのですが、そこはブイヨンベースのスープでした。スープも選べるのですが我々はcoq au vin(コック・オ・ヴァン)ってやつを選びました。具材を串で刺してスープに浸し、熱を入れるのですが、雰囲気はほぼ日本の鍋と一緒でした。
メニューにQRコードがあって、店員さんに「QRコードを読み込むと、各具材に最適な煮込み時間のストップウォッチが作動する」と言われました。実際にQRコードを読み込むとチキン用、ビーフ用、えび用、野菜用のストップウォッチがあり、具材を鍋に入れたらそれぞれのストップウォッチを押す仕組みのようでした。「なんでこんなんがいるねん笑。鍋の国から来てるねんで」と二人ともそのストップウォッチは使わなかったです。
ラストはチョコレートフォンデュですが、私はもう食べられなかったです。バナナとイチゴを一切れだけいただきました。追加で頼んだアイリッシュコーヒーがめちゃめちゃ美味しかったです。
酔いを覚まそうと思って頼んだコーヒーなんですが、アイリッシュコーヒーってアイリッシュウイスキーが混ぜられたカクテルなんですね。知りませんでした。でもデザート以上に美味しかったです。今度ホットコーヒーにウィスキーを混ぜて自分で作ってみようと思います。
最後に
引越し作業って全然進みません。王冠並べちゃったり、昔のノートを読み始めたり、何かを捨てようか残そうかで長時間悩んだり。5年間しか住んでない米国なのですが、それなりに思い出がいっぱい詰まってるものだなぁと思いました。でもこのような強制的に断捨離する機会ってのは必要かもな、とも思います。5年間の思い出を綺麗に整理して日本に帰ろうと思います。
それでは、またー