THE TIME YOU ENJOY WASTING IS NOT WASTED TIME

テキサス州オースティン在住の単身赴任者の記録

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フリマに行ったら昭和にタイムスリップした話

(Image Creatorにて作成)

 

 

はじめに

先日の日曜日、Gourdough's Public Houseというところでハンバーガーを食べて、その後、Austin Country Flea Marketをぶらぶらして来ました。

 

食べたハンバーガーはサルサ味のメキシカン。フリーマーケットもメキシコの空気が漂いつつ、まるで日本の昭和時代にタイムスリップしたかのような懐かしさを感じるフリマでした。

 

Gourdough's Public House

2週間前の週末、植物園に行った帰り道。ちょっと遅めのお昼に何を食べようと車でぶらぶら探している時に、たまたま好きな感じのお店を見つけたので、立ち寄ってみました。それがGourdough's Public Houseでした。

 

 

その時は、お店に入ると行列ができてて、店員さんに待ち時間がかなり長いと言われたので、諦めて入りませんでした。私は、行列に並ぶのが大の苦手です。

 

お店の外観。こんな外観のお店って興味惹かれます。

 

行列に並んで、美味しいものが食べられるとしても、行列に並ばずに、並のものでいいと思う質です。並ぶ時間にも依るのですが、これまでの経験上、並んだ時間の苦痛・損失を超えるほど感動する味に出会えることは、稀です。思うに、並ぶことそのものに価値を見いだせる人しか、並んで食べてはいけないのです(大げさ!)。

 

テラス席もありましたが、この時期、外は灼熱なので誰も外にはいませんでした。ドーナツおじさんのキャラクターがかわいい。ドーナツなのに手にはビール笑

 

並ぶことを嫌う一方で、あれだけ行列ができてるってのは、そんなに美味しいのかなとちょっと気にはなって、帰ってからどんなレストランなのか調べました。そしたら評価は高いし、クチコミもいっぱい書かれています。メニューにドーナツバーガーというのがあって、その写真がとても美味しそう!

 

『やっぱり食べたいな』と思って、今日は行列ができるであろう時間より早く行って来ました。ブランチにと思って11時ごろに行きました。流石にまだ行列はできておらず、すぐ入れました。

 

お店の中の雰囲気。バーカウンターに案内されました。外観とは違い、中は小綺麗でした。

 

ドーナツバーガーのRON BURGUNDYというやつを頼みました。ドーナツがどんなものかと気になってたのですが、ドーナツというよりはスコーンとかビスケットのような見た目と食感でした。ほんのり甘くて、これはこれで美味しかったです。

 

具材で緑色のソースが見えますが、guacamole(ワカモレ、アボガドに唐辛子を混ぜたメキシコ料理で使われるサルサの一種)です。ワカモレが入ってると一気にメキシカンな雰囲気が出ます。キムチが少しでも入ってると、一気に韓国料理感出るのと一緒です。

 

ドーナツバーガー、とても美味しかったです。

メニューには、ドーナツバーガーにもいろんな種類があったので、またそのうち違う種類を食べに行きたいですね。私がお店を出る頃は、もう満席に近い状態になってました。やっぱり、人気店のようです。

 

でもバンズにドーナツ(というかスコーンかな)使うって、日本にはまだないタイプのハンバーガーじゃないですかね。日本でやるなら、早いもの勝ちですよ〜!!

 

Austin Country Flea Market

Austin Country Flea Marketは土日だけ開催されているフリーマーケットです。せっかく出かけたのにハンバーガーだけ食べて帰るのもな、と思って寄っていきました。私のアパートから車で15分程度の距離です。

 

 

以前からネットで見て存在は知ってたのですが、行くのは今回が初めてです。ネットで見る限り、フリーマーケットと言っても、かなりメキシカンな雰囲気が漂っているフリーマーケットやなと思っていました。

 

洗濯機だけを売っているお店とか、「あー、こんな店あった!」的な昭和にタイムスリップしたような雰囲気でした。

行ってみて、実際に見た第一印象は、『昭和のモトコーやん』でした。モトコーとは神戸市にある元町高架通商店街のことです。JRの高架下に軒を連ねた商店街です。

ここの通路はモトコーより広いですが、お店の雰囲気は昔のモトコーそっくりでした。特に元町より西側(神戸駅側)の雰囲気。残念なのは、いまのモトコーにここのような猥雑な活気はないですけどね。

 

こんなところにワクチンの無料接種会場が…

 

Austinってどちらかというと洗練された都会的なイメージを持ってたので、こんな場所があるんやぁ、と驚きでした。

 

屋根のあるスペースと屋外とあります。屋外はこんな感じ。どのお店も何屋さんという定義は付けられないです。もうカオス。

こんな場所と言っても、ガラが悪いっていうのとは少し違います。ガラの悪さでいうとダウンタウンのメイン通り外れたところの方がよほど怖いし、ガラが悪いです。

 

固定のお店と車で横付けしてお店を出せるタイプと2つあるみたいでした。

なんのお店やろ?と思ったのですが、どうも窓ガラスを曇りガラスにするお店みたい。なぜこんなところに?

 

ガラが悪いというより、ひと昔前というか時間が止まっているような印象を受けました。どこか懐かしい雰囲気があり、自分が子供の頃、こういう景色が普通にあったよなーと思え、お店を見ててとても楽しかったです。思ってたより広い敷地でしたが、2周歩きました。

 

高級ブランド好きな方も安心。CHANELやdiorも取り扱ってました。

 

お店の看板や広告はレトロな雰囲気でとても可愛い。メインで扱っているビールはModeloというメキシカンビール

何屋さんか分からないガラクタ屋にレトロなコカコーラのガラの缶があったので、瓶ビールの王冠入れにしようと思って、自分用に買いました。$2でした。

 

こんな感じのレトロ缶が色々売ってました。$2なので、日本にたくさん持って帰ったら商売できそうですけどね。

 

このフリーマーケットでは、やたらとコカ・コーラのレトログッズを見かけたし、実際コーラ売り場もたくさんありました。実はメキシコってコーラと非常に縁が深い国なんですよね。以下、メキシコとコーラに関するトリビアです。

  • 2000年から2006年までメキシコの大統領を務めたビセンテ・フォックス氏 (Vicente Fox) は、政治家になる前、メキシコ・コカコーラの社長だった。

 

  • メキシコ人は年間一人平均グラス700杯以上のコーラを飲んでいる。これはアメリカ人が飲む量のほぼ2倍。私のほぼ70倍。これと関連するかどうかは知りませんが、メキシコはアメリカ以上の肥満大国です。

 

  • メキシコで作られたコーラは、メキシカン・コーラと呼ばれ世界一美味しいコーラと言われている。コーラの甘味成分として、世界で唯一サトウキビを使っているそう。通常はトウモロコシ由来のコーンシロップを使っている。

 

⇩私も一度だけメキシカン・コーラを飲んだことがあります。

 

最後に

中学、高校生のころ、モトコーを歩くと自分がちょっと大人になったような、ドキドキ感がありました。

 

今はもう十分すぎるほど大人なので、高血圧時以外でドキドキ感を感じることはない体ですが、当時の景色や感情を思い起こさせる懐かしいフリーマーケットでした。

 

英語では日本語の「懐かしい」に相当する1語の単語が無いことを不思議に思ってたのですが、まさに"This brings back memories!!"って思いました。懐かしいってそういうことなんですね。

 

それでは、またー