THE TIME YOU ENJOY WASTING IS NOT WASTED TIME

テキサス州オースティン在住の単身赴任者の記録

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コウモリ・夜景・ダウンタウン

(Image Creatorにて作成)

 

 

はじめに

昨日、金曜日の仕事終わりにAustinのダウンタウンにコウモリ・ウォッチングに行って来ました。コウモリです。漢字で蝙蝠。鳥類っぽいけど、実は哺乳類のコウモリです。

 

Austinは夏の夕暮れ時に観られる『コウモリの大群飛行』が街の名物の一つになっています。2年前にも観たことはあるのですが、その時と観る場所を変えてもう一度見ようと思って行って来ました。

 

2年前もそうでしたが、夜にカメラを持ってダウンタウンに行くこともそうない機会なので、ついでにダウンタウンの夜景も撮影して帰って来ました。Austinのダウンタウンの夜景は、驚くほど綺麗です。

 

コウモリ・ウォッチング

●コウモリがいる場所:

Ausinのダウンタウンのすぐ横をコロラド川が流れているのですが、ダウンタウンの一番中心に架かる橋 "Congress Avenue Bridge" 付近でそれを観ることができます。

 

ダウンタウンなので駐車場は至る所にありますが、適当に止めるとすごく高いところがあるので、事前にSpotHero(駐車場予約アプリ)などで、この橋の近くの駐車場を予約しておくことをお勧めします。

 

 

●観察場所:

橋の上からか、橋の下かのいずれからか観ることになります。橋の上と下を行き来するのは、少し遠回りになるので、どちらか一方から観ることになると思います。途中10分ぐらいの時間を犠牲にすれば、上から下、下から上に行くことはできます。

 

橋の下に到着した時。これは8時前ですが、続々と人が集まってきます。

 

私は2年前は橋の上から眺めたので、今回は南側の橋の下から観察しました。橋の北側(ダウンタウン側)、南側(サウスコングレス側)どちらからでも観れますが、なぜか橋の南側にコウモリはたくさんいるみたいなので、南側の方が良く見えると思います。

 

コロラド川にはカヤックをレンタルしてくれるところも何箇所かあるので、カヤックから観察する人もいます。詳細は調べてないですが、ツアーボートも出てるみたいです。

 

カヤックでスタンバイしてる人もいっぱいいます。

 

●時期/時間:

時期は、4月ごろから秋頃まで見れるそうです。私は前回が8月、今回が7月に観てるので、それ以外の時期のことはよくわからないです。冬場は、この場所を離れ、メキシコなどもっと暖かい場所で過ごすそうです。コウモリなので、渡り鳥ならぬ、渡り哺乳類。でも、日中は日陰に引きこもるくせに。「暑いのが好きなのか、嫌いなのか、どっちやねん!」って思いますね。

 

橋の下から。第一群が飛び立ったとこ。ネットの説明によると、お腹空かせている奴から飛び出していくそうなので、この写真は150万匹のなかで、トップにお腹空かせている奴らが写ってます。「めし〜、めし〜!」って声が聞こえてきそうです。

 

時間は、夕暮れ時です。今Austinは日没時間が大体8時30分なのですが、昨日は8時13分に第一群が飛び始めました。大群飛行は約1時間続きます。ただし、1時間継続的に飛び出してくるわけではなく、大群がばっーと出ては、収まり、ばっーと出ては、収まり、を繰り返します。大群が収まったからとすぐにその場を離れずに、1時間ほど粘りましょう。

 

⇩下記サイトはこの場所での直近のコウモリ出現時間を提供してるサイトです。時期によっても出現時間は変わるでしょうから、このサイトで事前にチェックしておくと安心です。

https://austinbatrefuge.org/congress-ave-bridge/

 

同じく橋の下から

こちらは2年前に橋の上から撮った写真。黒い帯が全てコウモリです。

ところで英語で「群れ」って対象によって色々変わるので、日本語の数え方(本、個、匹、頭など)と同じで難しいなと思います。で、コウモリの群れはなんというのかと調べたら、cloud of batsと言うみたいです。まさに黒い雲ですもんね。

 

●種類:

Mexican free-tailed bat(和名:メキシコオヒキコウモリ)という名前のコウモリです。今では推定150万匹いるらしいです。そして、毎晩10,000から30,000ポンド(4,500から13,600 kg)の昆虫を食してるらしいです。もはやAustinの生態系になくてはならない存在になっているのでしょうね。

 

『free-tailedって、何がfreeなんやろ?』と気になって調べました。普通のコウモリは尾っぽの周辺の皮膜から尾っぽが飛び出ていないそうなのですが、この種は皮膜より長い尾っぽを持っています。この部分をfree-tailedと形容していいるようです。和名のオヒキは、歩くときにこの尾を引きずるからだそうです。

https://www.exploringnature.org/db/view/Bat-Mexican-Free-tailed-or-Brazilian-Free-tailed
より引用。

 

 

⇩携帯で撮影した動画です。約1分。音ありです。この1分で一生分のコウモリを見ることができます。

 

ダウンタウンの夜景

そして、せっかく夕暮れ時にカメラを持って出かけたのだから、ダウンタウンの夜景を撮って来ました。

 

位置関係を図示するとこんな感じ。

 

ダウンタウンは一歩通りを間違えると結構怖い通りもあるですが、ここのコロラド川沿いでは、昨夜は10時ぐらいまでジョギングしている人がいたし、夜釣りしている人も何人か見かけたので、怖い感じではありませんでした。でも、やはり何かあったときのために、慎重に場所は選んでます。

 

日の出や日没前後の急激に明るさが変化する時間帯をマッジクアワーと呼ぶのですが、まさにその時間帯の写真。

 

9時10分撮影:ISO1250, f/2.8, 1/125

 

9時23分撮影:ISO160, f/6.3, 3s(これ以降は三脚使用)

 

9時31分撮影:ISO320, f/13, 15s

 

こちらは二年前の写真。ISO320, f/13, 10s

 

やっぱり、夜景写真は撮ってて楽しいですね。写真でどこまで伝わるかわからないけど、Austinのダウンタウンの夜景はほんとに綺麗なんです。もしコウモリ観に行かれたら、ついでに夜景まで観られることをお勧めします。

 

⇩実は夜景撮影、好きなんです。

 

最後に

一応、趣味は一眼カメラでの撮影なんですが、ここんとこずっと携帯のカメラで済ましていたので、久しぶりに一眼で撮影したような気がします。

 

マジックアワーの時間帯に写真撮ったり、夜景撮ったりしてると「カメラ楽しぃ〜!!」って思い出します。日中の撮影では、携帯カメラもかなり一眼に迫ってきたような気はしますが、まだ夜景撮影に関しては一眼に分があるでしょうからね。星景写真も撮りたいな。また考えないと。

 

それでは、またー