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テキサス州オースティン在住の単身赴任者の記録

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デンバー訪問の備忘録:初めてのコロラド州デンバー

(Image Creatorにて作成)

 

はじめに

先日、仕事でコロラド州デンバー(Denver)に1泊2日で行ってきました。たった1泊でほとんどどこにも行ってないのですが、初めての訪問地なので備忘録がてらデンバーについて知ったことを記しておこうと思います。

 

デンバーはこんなところ

まずコロラド州ですが、アメリカの州の形を見てて「めっちゃ四角形な州あるやん!」と一度は思われたことがあるんじゃないでしょうか?アメリカ50州の中で州の形が各2辺の経度と緯度だけで形成される四角い州は「ワイオミング州」「コロラド州」の二つです。デンバーはそのうちのコロラド州の州都です。

 

ともにロッキー山脈の東側に位置する州で山岳部時間が適用されるので、私が普段生活しているテキサスの中部時間とは1時間の時差があります。なので、1泊で出張に行った場合、行きは1日が25時間になり、帰りは1日が23時間になります。

 

Austinからデンバーまでの距離は、日本の大阪から北海道 北見までの距離とほぼ同じです。私が仕事で行った日のデンバーの気温は、最高−2度、最低−13度でした。すごく寒かったですが、雪は積もってなかったので助かりました。

Austinからデンバーまでの距離感。Austinを大阪に合わせて日本を回転させてます。

デンバーは街自体が標高1,600mの高所にあります。日本の阿蘇山の高さとほぼ一致するので、阿蘇山の頂上に都市があるような感じです。そこからさらにロッキー山脈を形成する山々がそびえたっているので「すごいところに街を作ったモンだなぁ」と思います。

 

1,600mでも頭痛になる人はいると聞いていたのですが、私は1泊しましたが幸い頭痛にはなりませんでした。特に体調の不調は何も感じませんでした。ただ寒かっただけ。

 

デンバー国際空港

めちゃめちゃでかい空港でした。Austinが人口約100万人ですが、Austinの空港は伊丹空港よりまだ小さいぐらいの空港です。デンバーは事前に調べたところ人口約70万人だったので小さい空港を想像してたのですが、全然違いました。

 

商用空港としてはアメリカ最大、年間利用者数はアメリカで5番目のでかい空港らしいです。地理的にほぼアメリカの中央に位置しているので、ハブ空港(中継地点となる空港)として利用されているようです。日本最大の羽田空港の年間利用者が約6,400万人、対してデンバー国際空港のそれが約6,900万人とのことです。

デンバー国際空港

今の時期はウィンタースポーツのために訪れる人が多いのか、ヘルメットを持ってる人をたくさん見かけました。バッゲジクレーム(預け荷物が出てくるところ)では、スキー、スノボ専用の出てくるレーンが各所にありました。横置きではなく、間仕切りのある縦置きでぐるぐる回っているレーンです。

 

デンバーにて

お昼過ぎにデンバー空港近くのホテルにチェックインして、夜にダウンタウンで仕事で関係のある方とお会いして一緒に食事しました。結局、私がデンバーで訪れたのはホテルとレストランの2箇所だけです。

 

以下はホテルの窓からの眺めです。青丸で囲ったところがデンバーのダウンタウンです。Uberで約30分ぐらいの距離でした。私は空港に近いホテルを取ったので、ダウンタウンまでは少し距離がありました。ダウンタウンのさらに奥には山々が連なっているのも見えるかと思います。これらの山がロッキー山脈を形成する一部分になります。

ホテルの窓から、夕刻

次も同じアングルの写真ですが、先日の日本帰国時にこの時お会いする方にお土産として日本のウィスキーを買ってました。本当はサントリーのちょっといいウィスキーが買いたかったけど、最近サントリーのウィスキーの入手が難しいので、私の地元の六甲蒸溜所のやつを買いました。山つながりでなんか面白いなと思って。この写真が、六甲山ロッキー山脈が共に写った世界で最初の写真になるでしょう。

六甲山蒸溜所

Rokko Mountain meets Rocky Mountains.

レストランはダウンタウンにあるOcean Primeというステーキ屋さん。「アメリカには美味いものというとステーキしかないんか」って思うぐらい、仕事関係の食事はステーキ屋さんばっかりです。美味しいけど日本ほど「この地方に行けばコレ」ってものがないのが残念ですね。アメリカはどこ行っても名物はステーキって言ってるような気がする。

Ocean Prime

そしてまたまた似たような写真ですが、ホテルを出る直前の朝のロッキー山脈です。この写真が山々を一番見やすいかな。実際の目ではもっと山がはっきり見えてたのですが。写真だとこの程度です。

ホテルの窓から、朝。

コロラド州には13,000年以上前からインディアンが住んでいたそうです。「なんでこんな寒いところに」と思うのですが、やっぱり高い山って神々しさを感じます。寒さ以上に人間を魅了するものがあるのだと思います。インディアンがここに住み着いた気持ちやデンバーという街を開拓した人々の気持ちも少し分かるような気がします。

 

帰りに撮影した空港の写真。飛行機はCurtiss JN Jenny / MSN 65 

帰る間際、「何かデンバーに来た証を」と思って空港でBe Hippyのトートバッグを買いました。Be Hippyはコロラド州発のアパレルブランドのようです。Hippyは日本語でもヒッピーでしょうか。

Be Hippyのトートバッグ

ちなみにコロラド州は全米で一番最初(2012年)に嗜好用大麻が合法化になった州でもあります。あの神々しい山脈と無関係ではないような気がします。

 

最後に

もっとゆっくりしたかったけど、滞在時間は20時間程度のデンバー訪問でした。文字通りhippyの文化があるのか、行きのUberの車内はちょっと甘い香りがしました。フロントガラスはひび入りまくりで、運転手さんは音楽にノリノリで運転してて「大丈夫かいな」って感じでした。帰りのUberはピックアップトラックでUberやってる方でした。ピックアップトラックのUberは初めてでした。全然乗りごごちよくなかった。

寒いところなので、何か楽しみがないとやっていけないのでしょうね。テキサスとはまた違う雰囲気を感じました。

 

それでは、またー

 

私がデンバーに持ったイメージ。ヒッピー文化の根付く神聖な街って感じ。