はじめに
去年奥さんとバレエ『くるみ割り人形』を鑑賞して二人ともその美しさ・楽しさにどっぷりハマりました。今年もこの時期を一緒に過ごすことができたので二年連続『くるみ割り人形』を鑑賞しに行ってきました。
以下はBallet Austinによる今年の演目の紹介動画です。
会場の様子
会場はThe Long Center for the Performing Artsというダウンタウンから少し南下したところです。あいにくの小雨でしたが会場からダウンタウンの夜景が綺麗に見えました。
昨年は週末のお昼の公演に行ったのですが、今年は金曜日の夜の公演(19時30分から)に行きました。なので去年より子供の数は少なかったように思います。去年は会場全体がポップコーンの匂いがしたことに驚いたけど、今回は売店でポップコーンは売ってませんでした。飲み物だけ。
下は会場内の様子です。ドレスアップして来られてる方が多いです。アグリーセーター着てる人いっぱいいるかなと思ってたのですが、流石にこういうところでは着ないようです。数人しか見かけませんでした。
『くるみ割り人形』見どころ
昨年の感想は下の通りです。くるみ割り人形がどんな内容かご存知ない方は下記からお読みください。
今回は2回目なので流れは全部分かってるし、落ち着いて観ることができました。一幕終わって、帰ろうとすることもありません笑。何度見てもほんとに美しくて、愛らしい作品です。どれほど美しくて、愛らしいか簡単にご紹介します。以下の動画は全てyoutubeにあったもので、Ballet Austinとは関係ありません。
●雪片のワルツ
二幕構成なのですが、一幕最後で一幕最大の見せ場。雪片のワルツ(The Waltz of the Snowflakes)。バレエでは集団で踊ることを群舞(コール・ド・バレエあるいはコール・ド)と呼ぶようですが、これがコール・ド。
雪の妖精には会ったことないけど、ほんとに雪の妖精に見えてきます。
そして続く二幕。二幕は怒涛の見せ場の連続です。一幕のバレエは愛らしさやお話を進めることに重きが置かれてます。二幕は一変して本格バレエになります。曲は一度は聴いたことあるチャイコフスキーの名曲が続きます。その代わり二幕にストーリーらしいストーリは何もありません。竜宮城でのタイやヒラメの舞踊りをずっと観てるような感じ。
●お菓子の精の踊り
まず、主人公のクララがお菓子の国に到着するとお菓子の精が世界のいろんな国の踊りを見せてくれます。順にチョコレートがスペイン、コーヒーがアラビア、お茶が中国、キャンディケインがロシア、Marzipan(マルチパンあるいはマジパン)がフランスです。マジパンとは私には馴染みないですが、砂糖とアーモンドを挽いて練りあわせた洋菓子のことだそうです。
こちらはコーヒーによるアラビアの踊り。妖艶さがハンパないです。なぜ金平糖の精は子供のクララにこれを見せようと思ったのか、私には謎です。
こちらはキャンディケインによるロシアの踊り。曲はご存知あの曲です。
マジパンによるフランスの踊り。今回のBallet Austinの出演者には一人日本人(Meg Kataokaさん)がおられたのですが、このマジパン役だったようです。残念ながら私たちが観た回はその方ではなかったです。
●金平糖の精
そしてお菓子の国の大親分が「金平糖の精」です。その金平糖の精が最後に王子と踊るパ・ド・ドゥからのアダージョ。感動的な音楽とバレエです。最後の終わり方(ドラムロールが鳴るとこ)だけチャイコフスキーに「ちょっとやりすぎちゃう?」と言いたいけど、それ以外は全部好きです。
この曲とバレエがあまりにも好き過ぎて、家に帰ってきてから奥さんとこのパ・ド・ドゥの完コピを目指して猛特訓しているところです。
最後に
二年連続「くるみ割り人形」観れました。Austinに住んでる間は毎年みたいなぁと思います。日本はバレエ教室の数はすごく多いようですが、バレエ団の公演となると一部の都市に限定されてしまいますからね。
それでは、またー