THE TIME YOU ENJOY WASTING IS NOT WASTED TIME

テキサス州オースティン在住の単身赴任者の記録

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ミュージカル『Frozen』を鑑賞してきた

 

 

はじめに

先日AustinでFrozenミュージカル公演がありました。夫婦で鑑賞してきましたので、そのお話です。

 

「Frozen」とは「アナと雪の女王 」のことです。「アナユキ」って言われてるやつです。日本では「Frozen」より「アナと雪の女王 」とした方が一般ウケするのだと思いますが、せめて邦題も「Frozen / アナと雪の女王」ってした方がいいような気がします。「Dune / 砂の惑星」みたいに。Duneは砂丘の意。

 

原題を知らないってのは、米国人との会話の中で地味に困ることの一つです。「ワイルドスピード」なんかなまじ原題っぽいから尚更たちが悪いです(原題はFast & Furious)。

 

観に行ってきたワケ

実は、私ディズニー映画「アナと雪の女王」は見たことないんです。なのでストーリーは何も知らないです。アナとエルサっていう姉妹が登場することは知ってますが、どちらがおねーちゃんでどちらがヒエヒエの実を食べた能力者なのかも知りません。そのレベルです。

 

でも奥さんがAustinにいる間に『なんか観劇(ミュージカルでも、オペラでも、バレエでも)したいな』と思って探したところ、ちょうど「Frozen」が公演中だったので行ってきました。

 

米国では、このミュージカルは2017年から米国各地で公演されているロングラン作品のようです。現在ちょうど全米を巡るツアーをやっています。たまたま奥さんの滞在時期とAustinでの公演期間が重なりました。

 

奥さんは「アナと雪の女王」をよく知ってます。私は劇場に向かう車の中で奥さんからストーリーを聞いて、大まかな流れを把握して鑑賞に望みました。てっきりアナが主人公だと思ってましたが、どっちかというと主人公は特殊能力者のエルサなんですね。

 

以下はYoutubeにあった紹介動画です。これは過去ツアーからの切り抜きです。エルサに関しては役者さん(Caroline Bowmanさん)は一緒です。演出もこの動画と一緒でした。

 

ちなみに、日本でも劇団四季による「Frozen」が開催されています。ご興味ある方は、下記をチェックしてみてください。

 

会場の様子

以下の写真は会場の外に止まってた2台のトラック。右のトラックには今後の予定が書かれていて、来年はLes Miserables, Hamilton, Annie, Moulin Rougeなどが予定されているようです。全部行きたい。来年はもうAustinにはいないので、残念です!

 

会場は「なりきりちびエルサ」で溢れてました。来場者のほとんどが小さい女の子のいるご家族でした。

女の子は、ほぼ100%エルサのドレスを着ています。金髪で後ろが三つ編みのウィッグを付けてる女の子もいました。ごく稀にアナのドレス(深緑っぽいやつ)を着てる子がいて、ほとんどがキラキラ水色ドレスの中で渋さを放ってました。さすが次女(かどうか知らんけど)。

どこのご家族もそうでしたが、子供はドレス、お母さんはちょっと他所行きの格好、お父さんは普段着(半ズボン)って感じです。

 

会場内の様子

日本でミュージカルを見に行ったことがないので、日本でもそうなのかどうか分かりませんが、子供向けミュージカルでもやっぱりお酒が会場内の至る所で売られています。

○○フローズン、とか名前は忘れたけど、水色のカクテルとか。「Frozen」に関連させたようなカクテルがいっぱい売られてました。私も水色のカクテルを飲みながら、開始を待ちました。

 

Musical Frozen

映画を見てないので、映画との違いは分かりませんでしたが、事前にストーリーを聞いてたこともあり、お話はほぼ問題なく分かりました。

 

ただ奥さんからトロールのことを聞いてなかったので、トロールが登場するシーンが謎でした。なんかストーリーにそぐわない格好の人達が所々急に出てくるので。私は魔法を解くシャーマンかなと思ってたのですが、あとで聞いたらトロールでした。

 

このミュージカルは2幕構成なのですが、以下は1幕が終わる直前のシーン。このシーンは鳥肌立つ迫力の演出でした。50過ぎのおじさんが「うわぁ」って声出すレベルでした。

 

そして、2幕の最初にアナ、クリストフが交易所、兼サウナを営むオーケン Oakenこと"Hygge"を訪れます。このシーンの音楽とダンスがとても楽しいです。きっと映画には無い楽曲ではと思います。圧巻の歌声で1幕を終え、陽気な楽曲で2幕が始まる、という構成でした。

 

楽曲のみYoutubeにありました。

 

事前に奥さんから「隣国の王子ハンスは悪いやつやで」と聞いてたのですが「ハンスめっちゃええやつやん。奥さん、おれを騙したな」と奥さんの情報を疑いながら見てました。そしたら2幕になるとワルに急変したので、びっくりしちゃいました。その豹変ぶりに子供のようにびっくりしちゃいました。ハンス、嫌いやわ〜

 

基本的には子供向けだと思いますが、登場人物はみんなめちゃめちゃ歌が上手いので、大人でも生の歌声の迫力に圧倒されます。先のオーケンやオラフなどお笑いポイントも随所に散りばめられており親子で楽しめるミュージカルだと思います。ロングランになっているにはそれなりの理由があるのでしょう。

 

最後に

Austinにいる間に舞台芸術にすっかりハマってしまいました。日本に帰ったらこんなに頻繁には見れないと思うので、それが残念でなりません。東京なら豊富にあるかもしれないけど、関西じゃね〜

 

しかも、Austinのどこの劇場に行くにしても私のアパートから車で30分以内で行けます。公共交通機関が発達してない車社会のマイナス面もあるんですが、プラスに働く部分もたくさんあって、あらゆる主要施設・レストランに車で30分以内でいけるってのはこの街の大きな魅力だなと思います。

 

それでは、またー