はじめに
最近、夜景撮影が楽しくて、何度か夜景撮影のため夜に出歩いてます。夜景撮影は三脚を使って長時間露光するのですが、昼間でも長時間露光撮影がしたいなと思ってNDフィルターを新調しました。日本では持ってたのですが、こちらに持ってきてなかったため、こちらでも買いました。
NDフィルターとは、「Neutral Density(ニュートラル・デンシティー)」の略で、要はサングラスと同じです。レンズの前に黒っぽいフィルターを取り付け、カメラに入る光を低減させます。そうすることにより、通常日中であれば数百分の1秒で撮れる写真が何十秒もシャッターを開けないと撮れなくなります。その間に空の雲が流れたり、川の水が流れたりするので、独特の写真が撮れる、と言うわけです。
試し撮り
本日、ダウンタウンと近所のトレイルに試し撮りに行ってきました。
●ダウンタウン
まず、こちらはNDフィルターを使用していない普通の写真です。今朝のAustinのダウンタウンです。先日、夜景撮影したスポットと同じ場所です。
そして、こちらがNDフィルターを使用した写真です。
シャッター速度はレリーズで調整しようと思っていたのですが、レリーズを持っていくのを忘れてしまったため、カメラで設定できる最長の30秒で撮りました。レリーズとは手動でシャッター速度を調整できるカメラに取り付ける装置です。私のカメラは最長30秒のシャッター速度までしか設定できないので、それ以上のシャッター速度にしようと思うとレリーズが必要です。
また、絞りがカメラでコントロールできないマニュアルレンズを使用したので、その情報がexifに残ってないのですが、F16ぐらいだったと思います。
NDフィルター有り・無しを見比べると、雲の流れ具合や水面の揺らぎ具合が異なるのが分かります。ただ、もともと川の流れがほとんどないような川なので、そんなに差がないですね。
●Bull Creek District Park
一旦アパートに戻り、レリーズを持って午後にBull Creek District Parkに行きました。自宅から車で15分のところにあるトレイルです。小さい滝があるので、滝を撮ろうと思い、こちらに行きました。
滝や水の流れを長時間露光で撮影すると絹の糸のように映るのですが、あまりにも滝がショボすぎました。アメリカの水洗トイレの勢いの方がまだすごいような気がします。たまにお尻がびちょびちょになるトイレありますからね。
これで60秒なのですが、雲も流れてるのかどうかよくわからないし、あまり長時間露光した感じが出てないですね。
今この当たりはほとんど雨が降らず、いろんな池や川が干上がりかけてます。数日前、テキサスで干上がった川から恐竜の足跡の化石が見つかった、と言うニュースをやってました。テキサスは今それぐらい水が干上がっている状態なんです。でも、干上がったぐらいで足跡の化石って露出するもんなんですかねぇ。砂やらなんやら堆積してそうですけどねぇ。
どれも滝と言えるレベルじゃないんですが、まあ今日は練習なので。
以下は撮影時の様子です。水が少ないので、水遊びしている人が少なかったので、その点撮影はしやすかったですけど、水が少ないのはやはり残念ですね。
購入したNDフィルター
参考までに、私が購入したNDフィルターはBlue Frog Filtersというやつです。手持ちレンズ先端に86mmへのステップアップリングを取り付けておけば、ワンタッチでレンズ先端へNDフィルターを取り外しすることができます。日本に発送可能かどうか確認してませんが、日本でも類似のもの(Cokin角形フィルターなど)は購入できます。
最後に
今日は自分でも消化不良なのですが、またどこか長時間露光と相性が良さそうな場所を見つけて行ってこようと思います。雲でも川でもなんでもいいんですが、流れがあって変化があるところでないと長時間露光の面白さが出ないんです。そういうところを探します。近くに海があればいいんですけど、海が遠いんですよねー
それでは、またー
⇩日本で長時間露光で撮影した写真。
⇩Wacoで昼間に川を長時間露光。ここで紹介したのと同じフィルター使ってます。
⇩カミナリを長時間露光で撮影。