はじめに
無事、日本に帰国しました。今日本の自宅にてこれを書いてます。時差ボケなので、目覚めてしまった深夜3時に。これを最後のブログ投稿にしようと思います。
元々ブログを始めた動機は二つあって、一つは日本にいる家族に米国で元気に過ごしてる自分の近況を知らせたいってこと。もう一つは自分の暇な時間をほんの少し有意義な時間にしたいって思いがあって始めました。
こんなアホなことばっかり書いてるこのブログを奥さん、両親、親戚、親しい友人にオープンにしてた(facebookにリンクを貼ってた)のですが、誰からも批判されることなくみんな温かく見守ってくれてたことに感謝してます。
でももう日本に戻ったので近況を家族に知らせる必要がないし、暇な時間はこれまでの穴を埋めるべく家族と過ごす時間に充てたいと思ってます。なので私がブログを継続する大義がなくなります。本日をもって私は普通のおじさんに戻ります。
振り返って
米国での5年間は、家族と離れて寂しかったけどかけがえのない時間になりました。英語も全然できない状態で赴任したので、赴任した現地の方から「帰れ!」って言われて数ヶ月で強制送還されるんじゃなかろうかと、最初は不安で仕方なかったです。でも結果的には就労ビザの任期である5年間職務を全うできたので、何よりそれにほっとしています。
仕事では悔しい部分、もっとこうしとけばっていう反省点は多々あるのですが、それは日本で仕事してても同じことでしょう。一方プライベートは楽しいことばかりでした。嫌な思い出はコロナ以外思い出せません。
若い人(学生じゃなく社会人)へアドバイスするとしたら、英語が得意じゃないから海外赴任を躊躇してる人もいるかもしれません。しかし仕事を進めるためには言葉と同じくらいキャラクター(人間性や社交性など)が大事なように思います。学生と違って社会人は英語上達が目的ではなく、仕事を前進させることが何よりの目的です。英語の上達は目的達成のための手段の一つです。
周囲を見てると、なんなら仕事の成果は英語の上手さより、キャラクターで決まってんじゃないかと思うほどです。私は50歳手前での初赴任でしたが、どうせならもっと若い人にチャレンジして欲しいなと思います。行けない理由(言葉が…とか、親が…子供が…とか)を探すより、行きたい気持ちを大切にすべきだと思います。行ってから、英語とキャラクターの両方を伸ばしていけばいいんじゃないでしょうか。でも当然ですが、英語ができるに越したことはないですよ。
送別会
先週、職場で送別会を開いてくれました。現地の友人Sさんが寂しそうな顔で「二週間後には戻ってこいよ」なんてしょーもないこと言うので、堪らず泣いちゃいました。Sさんとハグして、お互いうるうるってなってました。二人とも50過ぎのおじさん(同い年)なんですけどね。50過ぎのおじさんに向かってI’ll miss you なんて言う日が来るとは思わなかった(笑)。英語だと恥ずかしくなく言えるから不思議。
最近ずっと一緒に過ごしてた後輩は、これまで一緒に行った場所を地図と写真でまとめてプレゼントしてくれました。「数えたら2ヶ月半で二人で50ヶ所訪れてました」だって(笑)。彼とも涙で握手しました。飛行機は土曜の早朝出発だったのですが、金曜日の晩もUberで出掛けて、彼と飲んでました。最後は日本の会社での色恋沙汰(特に不倫系)の噂話などアホな話で大盛り上がりでした。
仕事の引き継ぎは完全にはできなかったのですが、Austinでオススメの場所の引き継ぎは100%の進捗で完了しました。
次なる不安
海外赴任を終えた日本人サラリーマンは、再度日本の職場に馴染むことができるのでしょうか?日本に戻るにあたって米国に赴任するときと同じかそれ以上の不安があります。
成果主義の米国。一方、日本も成果主義とか言いますが、結局は軍隊や小中学校のように成果以上に秩序や過程を重んじる世界。以前はそれしか知らなかったから馴染んでたけど、今は日本の職場が小中学校にしか見えない。そんな職場に再び馴染むことができるんでしょーか???不安しかない。
最後に
まとまりない最後になってしまいました。いずれにせよ定期的にこのブログを見てくださっていた方には本当に感謝しています。やっぱり閲覧数が増えるとやり甲斐あるし、コメント書いて頂けると嬉しかったです。ブログを継続するモチベーションになりました。
このブログはこの投稿で終わりです。今まで本当にありがとうございました。
それでは、さようならー