はじめに
約１年前、以下の記事に書いたのですが、私は年一回、住んでるアパートと契約を更新して次の１年間（あるいは13ヶ月）を住んでます。今回３回目の契約更新を終えました。
もしかしたら、契約更新の過程のやり取りが私と同じような境遇の誰かの役に立つかもしれないので、その経緯を記載しておこうと思います。
アパートからの賃料提示
３月下旬にアパートから以下のメールが私に送られてきました。要約すると、「あなたは６月に次の契約更新です。住民用ポータルサイトに新しい契約書を載せたので、確認してください」ってことが書いてます。
このメールに金額自体は記載されていませんが、契約書を確認すると、次の１年間は私が今払っている賃料の対して月$300値上げした賃料が記載されていました。円で月4,0000円弱の値上げです。
賃料値下げ依頼メール
見た瞬間「あり得へん！」と思い、ただでさえ高い血圧が、さらに急上昇しました。しかし、去年は比較的簡単に値引き交渉に応じてくれたので、「また、最初にかましてきたんやな」と自分に言い聞かせ、血圧を下げました。
去年は値上げに驚いて、いきなりリーシングオフィスに行って交渉しましたが、今年は段階を踏んで、まずメールで値下げを打診してみようと思いました。メールで値下げできたら、それでラッキーだし、メールで埒が開かなかったら、リーシングオフィスに交渉に行く作戦にしました。
で、私が返信したメールが以下になります。
要約すると「月$300アップは私の生活にインパクトありすぎる。私はこれまで家賃を遅れずにちゃんと払ってる。ペットも飼ってないし、靴も部屋で履かないから、部屋の中は平均以上に綺麗なはずや」って書きました。
そしたら、返ってきた返事が下記になります。
要約すると、「じゃあ、$xxxxでどう？」って書いてます。$xxxxの部分は今の月賃料の$50アップの金額が記載しています。つまり、$300/月の要求が$50/月の要求に変更になりました。13ヶ月の契約更新の予定なので、その期間に直すと$3,250（約42万円）値下げしたことになります。新しいカメラ、買っちゃおかな笑。
安くしてもらったので、文句言うことじゃないんですが「この程度のメール１本でこんな安くなんの？」と逆に驚きです。驚き通り越して、呆れます。しかも私がメールを送ってから10分後にはもう返事が来ています。真面目に値引き額を検討したようにも思いません。
アメリカって、「言い返してこない人からは毟り取ってやろう」というやり口がたまに見受けられます。気をつけなあきませんね。ちなみに、私は「この$50アップの条件で了解しました」との返事を返し、無事契約更新完了しました。
ChatGPTによる値切り交渉メール例
交渉が終わってから、ChatGPTに値切り交渉メールの例文を考えてもらえばよかったな、と思いました。ChatGPTがどんな値切り交渉メールを提案するのか、確認したのが以下のやり取りになります。
私：
I am single and live in an apartment in Texas, USA. My rent is $xxxx/month. I renew my lease once a year and live there. Recently, the management office of my apartment offered me the next contract. I was offered an increase of about $300/month. I would like to negotiate a lower price. Can you please help me come up with a text for my email?
要約：年に１回、住んでるアパートから次年度の賃料が提示されます。今回、月$300の値上げを提示されました。値下げ交渉のメール案を考えてもらえませんか？
ChatGPT：
Sure, here's a sample email you could use to negotiate your rent:
Subject: Request for Rent Negotiation
Dear [Manager's Name],
I hope this email finds you well. I appreciate the opportunity to live in your apartment complex and have enjoyed my time here. However, I was a bit surprised to see the rent increase in my renewal offer. As you know, my current rent is $xxxx/month, and the new offer is $xxxx/month.
I am writing to request a rent negotiation. While I understand that rental prices can increase over time, the proposed increase is a significant financial burden for me. As a responsible tenant, I always pay my rent on time and take good care of the apartment.
I would like to request that you reconsider the rental increase and provide a more affordable offer. I believe that a lower rent would benefit both of us, as I would be able to continue living in the apartment and you would have a reliable tenant for another year.
I would be happy to discuss any possible alternatives to the proposed rent increase, such as a longer lease term or a smaller increase. Please let me know your thoughts on this matter.
Thank you for your time and consideration.
Best regards,
[Your Name]
まぁ、こんな感じでした。やっぱり自分が優良な住人であることはアピールするのがいいみたいです。上の例文の場合、「家賃を期限内にちゃんと払ってきた」「部屋を綺麗に使っている」という二点をアピールしています（下線部）。
もし可能なんだったら、私とChatGPTでどちらの方が実際の値下げ金額が大きくなるか、勝負してみたかったな笑。来年の値下げ交渉はChatGPTに丸投げしよかな。でもリーシングオフィス側もAIで対応しだしたら、もうAI同士の対決になりますね。もう何がなんだか。。。
最後に
値下げ交渉はいろんなやり方があるんだろうと思いますが、こういうのもあったというご報告まで。
アメリカ人は自己主張強めの方が多いですが、こういう慣習的な背景（黙ってるやつから金取る）も関係してるんでしょうね。私は、他人と比べて自分が得するほどに自己主張したいとはこれっぽっちも思ってませんが、自分が損しない程度に主張しなければ、とは強く思ってます。アメリカで暮らしていく上で、日本人が多少マインドを変えないといけない部分かもしれません。
それでは、またー
↓ChatGPTと遊ぶの大好き。超音波洗浄機で歯を洗浄できるか聞いてみた。
↓ChatGPTと遊ぶの大好き。いろいろ聞いてみた。
