THE TIME YOU ENJOY WASTING IS NOT WASTED TIME

テキサス州オースティン在住の単身赴任者の記録

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28,000本の光るネギ坊主

(Image Creatorにて作成)

 

 

The Field of Light

Lady Bird Johnson Wildflower Centerで開催されているField of Lightというイベントに行ってきました。

 

 

Lady Bird Johnson Wildflower Centerは植物園ですが、このイベントは花・植物は関係ないです。園が所有する広大な敷地に植物に見立てた電球を立てて、暗くなってからライトアップする、というイベントです。Austinでは9月から12月までの開催です。

 

会場の入り口。雰囲気は光るネギ坊主。あるいはテキサスに住んだことある方は分かっていただけるかもしれませんが給水塔(elevated spheroid water tank)にも見えます。

 

このイベントは、イギリスの芸術家のBruce Munro氏の企画したイベントとのこと。Bruce Munro氏はロンドン生まれのアーティストで、大規模な光を使ったアートワークで有名なアーティストらしいです。

 

ホームページの説明文によると

The exhibition beautifully showcases the intersection of art, technology and nature. The installation unites with the outdoors, celebrating the natural topography of the landscape and creating an immersive and emotional experience for guests.

(この展示作品は、芸術、テクノロジー、自然が交わる模様を見事に表現している。光る植物はその景色や地形に馴染み、ゲストに没入感と感動を与える)

ということだそうです。

 

ここAustinの会場では、16エーカー(≒65,000平方メートル)の敷地に28,000本の太陽光発電する光る植物を設置したそうです。そう言われると、いくら没入感や感動を与えると言われても、色々考えちゃいます。1時間に一人が100本設置できるとして、280時間。10人態勢で臨んで一人28時間。一日6時間やったとして、一週間これだけをやり続けるのかぁ、とか考えちゃいますよね。

 

会場の雰囲気

私は夜景撮影が好きですが、もちろん、こういうイルミネーション系の写真を撮るのも好きです。なので、参加してきました。

 

Austin会場の上空からの写真(HPから引用)

 

事前にイベントホームページの写真を確認すると、上空からの撮影なので「規模がすごいな」と思ったのですが、実際の会場では当然ながら上空からではなく、平面としてしか見れないので、事前に見た上空写真ほどの規模は感じられなかったです。それでも、歩けども歩けども、延々と続く光植物の景色は、「よくこれだけの数、立てたな」と感心します。まぁ、10人が一週間頑張ったわけですけども。知らんけど。

 

暗くなる前はこんな感じ

 

こういうほんわかしたイベントなので、客層はやや年配の方が多かったような気がします。大体イベントごとに行くと、騒いでる大学生ぐらいの年代の人たちが必ずいますが、このイベントではそういう人は見かけなかったです。小さい子供もほとんど見かけませんでした。

 

暗くなったあと。満月も綺麗でした。中秋の名月、だけどここはアメリカだからこれはHarvest Moonか。

 

それでも、会場の入り口には金属探知機が設置されており、手荷物を全てチェックされたので、その辺アメリカ感はありました。アメリカだし夜のイベントなので、面倒だけどこういうチェックしてくれる方が、安心して楽しめます。

 

ライトの色はゆっくりと変化します。眺めてるととても綺麗でした。

 

露光間ピントずらし

今回の撮影では、マニュアルフォーカスにして、撮影開始前にピントを合わせ、撮影中(シャッター速度を数秒ぐらいに設定)にフォーカスをずらせてボケを入れる、という撮影方法を使ってみました。これを「露光間ピントずらし」と言います。なんともカメラ好きにしかピンと来ないネーミング! ドラゴンボールの技にありそう笑、「必殺!ロコーカンピントズラシ!!」みたいな。

 

こんな感じでうっすらと光のオーラを纏います。これでシャッター速度は4秒。最後1秒ぐらいでピントをずらします。

 

簡単にいうと、必殺技「露光間ピントずらし」を使うと、光ってる物を撮影すると光のオーラをまとったような雰囲気で撮影できます。

 

多重露出の機能があるカメラであれば、その機能を使うと同じことができます。1枚目にピントが合ってる写真を撮り、2枚目にわざとピントをずらした写真を撮ります。それが自動で重ね合わせられるので、光のオーラ感のある写真になります。

 

なんか意味もなく言いたくなりませんか? 露光間ピントずらし!

 

私のカメラも多重露出の機能はあるので、2回撮影すれば同じことができるのですが、フォーカスリングを動かせば1回の撮影でできるってだけです。フォーカスリングの動かし方・動かすタイミングで、ボケの大きさや強さをある程度調整できるので、この方法の方が自由度は高いです。

 

アップで露光間ピントずらし!

 

最後に

ほんわかしたいいイベントでした。老夫婦が手を繋ぎながら、ゆっくり園内を回っている姿は微笑ましく、アメリカのいいところだなと思います。日本で老夫婦が手を繋いでデートしてる姿って、そんなに見ないですよね。アメリカは普通に見ます。

 

これは携帯(iPhone XR)の写真。携帯は携帯でそれなりにいい仕事します。最新のiPhoneはOSが第15世代と言われる中、私のは第12世代。最新から見たらひぃおじいちゃんの世代。最新のはもっとカメラ性能もいいんでしょうねぇ

 

Austin近郊の方でイルミネーション好きな方は行かれてみてはいかがでしょうか?12月までやってるそうですよ。

 

それでは、またー

 

⇩昼間にLady Bird Johnson Wildflower Centerに行ったお話

 

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