THE TIME YOU ENJOY WASTING IS NOT WASTED TIME

テキサス州オースティン在住の単身赴任者。カフェいかなーい。おしゃれな料理つくれなーい。これぞ男道!

高速運転時に変な感覚に陥ることってありませんか?

 

 

はじめに

皆さんは、高速道路を運転している時に、たまにホワホワする感じというか、言葉では上手く言い表せないけど、何か変な感覚に陥ることってないでしょうか?

 

私はたまにあります。高速道路で、自分が心地よいと思う速度で走っている他の車を見つけて、その車の後ろを走っている時にその感覚になりやすいです。また同乗者がいるときはなり難いですが、一人で運転している時になりやすいです。

 

昨日一人で片道1時間半運転してWacoまで行ってきたのですが、昨日も道中そんな感覚がありました。昨日は一人なので、運転しながらそれに対してゆっくり考えることができたので、なぜそんな感覚に陥るのか考えた結果をメモっておこうと思います。

 

⇩昨日の一人ドライブの話はコチラ

 

認知の問題

私の結論は、認知の問題であろう、ということです。車の話の前に、認知の問題の話から。以下の有名な絵をご覧ください。

 

老婆と少女

横を向いている俯き加減な老婆にも見えるし、少女を斜め後ろから見ているようにも見えるという図です。しかし、同時に両方に見えず、老婆が見えると少女は消えるし、少女が見えると老婆は消えます。

 

続いてはYoutubeから拝借しますが、ダンスが右回転に見えるか、それとも左回転に見えるか?というやつです。

 

 

これも右回転、左回転の両方に見えますが、先の「老婆と少女」ほど認知を簡単に切り替えられないですね。一度右回転に見えてしまうと、コツが分からないと左回転に見るのは苦労します。仮に右回転、左回転の認知を切り替えられたとしても、同時に両方に回転しているようには認識できないですよね。

 

また別の例も挙げましょう。『ゲシュタルト崩壊』と言われる認知の混乱です。例えば、文字のゲシュタルト崩壊とは、ある文字を「じっーーー」と見続けると、文字が個別のパーツの寄せ集めのような感覚になり、文字として認識できなくなる、というやつです。以下の文字をじっーーと見つめてください。

「を」「車」

「を」という文字は、「人が水溜りに足をはめてしまった絵」と見ることもできます。「車」という文字は、串カツのようにも見えますし、スターウォーズに出てくる量産型の宇宙船スターファイターにも見えます(いや、それは私だけか)。とにかく、別のものに見えてしまうと、本来の文字として認識できなくなる、という現象です。

 

高速運転が認知に与える影響

話を車の運転に戻します。高速を運転していて私が変な感じに陥るのは、別の車の後ろを一定間隔、一定速度でずっとついて走っている時に起こります。起こるたびに「何が原因でこの感覚が起こるんやろぉ?」とずっと考えてました。そして、行き着いた結論は、『運動と静止の認知の混乱』です。

 

当然のことながら、高速ではかなりの速度が出ています。昨日の私であれば、大体70マイル後半から80マイル前半ぐらいの速度(120-130km/h)が出ていたと思います。しかし、全く同じ車の後ろに一定間隔を開けて付いて走ると、その景色はまるで静止画のようです。一応周りの景色は流れているのですが、一般的に移動速度が早くなるほど人間の視野は狭くなると言われています。時速130km/hであれば、視野は約30度らしいです。ほぼ前の車とその周囲ぐらいしか見えてないのではないでしょうか。

 

なので、頭では高速移動していると認識しているのに、見えている景色は静止画なんです。それが脳の認知機能を混乱させているな、と思い至りました。一般道では、そんな感じにならないこともそう思う一因です。一般道だと頻繁に前方の車は変わるし、速度がそこまで早くないので、視野が広く周りの景色も認識できるので静止画になり難いのだと思います。

 

上で書いたように複数の認識ができる現象があっても、脳は1つの認識しかできないので、混乱します。そして、それが人の命に関わることだと分かっているだけに、変な気持ちになるのだろうなと思いました。

 

原因と対策

私が考えるそうなる原因は次の通りです。

・一人で運転している(気が紛れない)

・前の車にずっと付いて走っている(景色が変わらない)

・前方ばかり見てしまっている(静止画になりやすい)

・そこそこ速度が出ている(視野角が狭くなる)

 

そうなってしまった場合の対策は、私の場合、すぐに車線変更して、前に位置する車を変えます。速度も少し落として視野角を広げます。通常、これだけで治りますが、十分じゃないなと思った場合は窓を少し開けたり、音楽を大音量にしたりし、前の車に集中していた気分を分散させるようにします。

 

なる前の対策としては、前の車に集中することは大事なのですが、適度に目をそらす(後方や側方にも注意を払う)ことが必要じゃないかなと思っています。前の車に集中しすぎて、景色が静止画として脳が認識し出すとおかしくなると思うので、静止画にならないような工夫が必要なんだろうと思います。

 

世間の人はどうなの?

世間でも似たような感覚になる人がいるのかなと思い、ネットを調べてみました。高速道路で前を走る車が止まっているように感じる現象として「追従静止視界」という言葉がありますね。なんかイマイチなネーミングですが。

 

主にトンネル運転中に感じる現象のようです。トンネルは景色が変わらないので、より静止画に感じてしまうのだろうと思います。私はトンネル内でそのような感覚になったことはないのですが、私が米国で車で遠出するときは、高速からの景色は同じような牧場の景色が延々と続くので、景色が変わらないという点ではトンネルと似たようなものかもしれません。

 

思い返すと、日本では、高速道路でトンネルを通るような遠出をするときは、かならず家族がいたと思うので、トンネルでそんな感じにならなかったのだろうと思います。

 

最後に

追従静止視界。私の言葉で説明すると、『自車と他車との相対速度が0なので、お互い高速で動いているのに、動いていないように感じる錯覚のこと』です。この錯覚と本能的な危機回避能が合間って、何とも表現が難しい変な感覚になるのだと思います。

 

どのぐらい追従静止視界を感じる人がいるのか分からないけど、もしかして似たような感覚になる人がいて「なるほどね!」と思ってもらえたらと思って書きました。

 

それでは、ご安全にー