はじめに
少し前に大谷翔平がインアンドアウト(In-N-Out) のハンバーガーを食べたという記事を読みました(こんなことが記事になるのに驚きですが)。
大谷のIn-N-Out好きは以前も話題になったことがあります。また、このニュースを見たのを機に私もまだ行ってなかったIn-N-Outに行ってきました。併せて、米国の複雑なバーガー事情から大谷の移籍問題を考えてみたので、色々記録しておこうと思います。
大谷選手のIn-N-Out好き
大谷のIn-N-Out好きが公表されたのは、今回が初めてではなく2022年7月の以下のインタビューがきっかけではないかと思います。
Ohtani loves in n out. The in n out or whataburger debate is officially over. #GoHalos pic.twitter.com/3H7IXD2mto
— Cactus Cook 🌵 (@curtiscook_) July 23, 2022
これがきっかけで、試合の電光掲示板にも「大好きなアメリカ料理はIn-N-Outのバーガー」って表示されたことがあります。
Shohei Ohtani has good taste in food pic.twitter.com/nDoWWQz1QZ
— Rhett Bollinger (@RhettBollinger) July 31, 2022
ちょっと気になるのが、上のCactus Cookって方(何者なのか詳細知りません)の投稿に"The in n out or whataburger debate is officially over"(In-N-Outとwhataburger論争に決着がついた)と書いてます。
ここでwhataburger(ワタバーガー)とはテキサス州を拠点とするハンバーガーチェーンです。私はIn-N-Outは行ったことないですが、whataburgerには何度か行ったことがあるし、どちらかと言えばwhataburgerに思い入れがあります。なので、そんな言い方されると「えっ、ちょっと待って」ってなります。
きっと米国の人って地元チェーンのバーガーに対して、日本人が思っている以上に思い入れがあるんじゃないかと思うのです。(知らんけど)
In-N-Out
●In-N-Outについて
以下はIn-N-Outのホームページ上から取ってきたものです。大半は西海岸に店舗を構えていますが、テキサス州にも41店舗あります。幸い私のアパートから比較的近くにも1件あります。
In-N-Outはカリフォルニア発祥なので、大谷の所属するエンゼルスの本拠地と同じです。ドライブスルー専用の小さなスタンドから始まったようです。In-N-Outという店名もドライブインを強調するために付けられた名前と言われています。車ですぐ入って、すぐ出れるってイメージでしょうか。
●実際の店舗
以下は実際に私が最近訪れた時の写真です。
店舗のメニューに表示されているハンバーガーの種類はびっくりするぐらい少ないです。ダブルダブル、チーズバーガー、ハンバーガーの3種類だけです。
掲示されてるメニューは少ないですが、色々カスタマイズには応じてくれるそうです。代表的なカスタマイズはIn-N-Outのホームページに掲載されています。
店内表示メニューはダブルダブルまでですが、HPには3x3(トリプルトリプル)、4x4(クアッドクアッド)などが載ってます。私はIn-N-Out初心者なので、ダブルダブルのコンボにしました。これで税込$9.9(約1,300円)です。円で考えると高いですが、こちらの外食にしては安いと思います。チップも不要ですしね。
ハンバーガーは普通に美味しいです。ダブルダブルはお昼には多いかなと思ったけど、全然大丈夫でした。男性ならきっと大丈夫。玉ねぎが生感あって、ちょっと存在感ありすぎたかな。玉ねぎも「グリル希望」といえば焼いてくれるらしいので、次はグリルを希望しようと思います。
In-N-OutのスローガンはQuality You Can Taste(味わえる品質)なのですが、そういうだけあってポテトは、マクドのポテトと比べると残り油分が少なく、薄塩で罪悪感が少ないタイプでした。ポテトは店内でジャガイモをカットして、その場で揚げ、冷凍保存しない方針らしいです。
本題とは関係ないですが、この店舗に時給が張り出されてました。時給は$17(約2,200円)からです。日本が如何に取り残されているかが分かると思います。ごくごく単純化すると、米国の物価は日本の倍だけど、給与も日本の倍です。
whataburger
●whataburgerについて
whataburger(ワタバーガー)は現時点で、米国南部にしか展開しておらず西海岸には進出していません。大谷選手はどうなんだろ?食べたことあるのかな?ヒューストンアストロズもエンゼルスと同じア・リーグなので、ヒューストンに来た時に食べてるかな。
whataburgerの名前の由来ですが、創業者のハーモン・ドブソンが理想のハンバーガーとは食べた時に"What a burger!"(なんてバーガーだ!)と叫びたくなるバーガーだと定義したので、それが店名になってます。
●実際の店舗
以下は実際に店舗に訪れた時の写真です。
whataburgerの一番の特徴はpatty meltタイプのバーガーを置いていることです。通常のバンズのバーガーも置いてますが、どのタイプもpatty meltタイプに変更できるそうです。
私はpatty meltタイプのバーガーが好きなので、ここに来た時はpatty meltタイプしか食べたことないです。値段はコンボで$11(約1,400円)でした。In-N-Outよりちょっと割高ですね。
でもテキサスの人を満足させるボリュームをモットーにしてるので、ボリュームはこちらの方がすごいかも。ポテトはマクドのポテトと同じ感じです。In-N-Outより罪悪感を感じるタイプ。
しかし、In-N-Outと比較するなら、やっぱりバンズタイプの一番ノーマルのバーガーをまず食べないといけないような気がしてきました。
米国のバーガー勢力図
結局、どちらのバーガーも美味しいので、好みの問題です。好きなの食べればいいんです。しかし、今後他チームに移籍することだってありうる大谷選手が軽々しく好きなバーガーチェーン店を口にするべきではないと思うのです(そんな大袈裟な話か笑)。以下の図はThrillistから引用した米国のバーガー勢力図です。
「In-N-Outが好き」と言ってしまった大谷は、もう簡単には他州に本拠地があるチームへ移籍ができないと思います。移籍するなら、下準備が必要です。
「好きなバーガーはwhataburger」とか言い出したら、アストロズへの移籍を考え出した兆候かもしれません。あるいは、唐突に「好きなバーガーは、Steak 'n Shake(イリノイ州発祥)」とか言い出したら、移籍先はカブス濃厚です。
大谷が今後、In-N-Outから乗り換えて、どのバーガーを好きと言うかで、移籍するチームが予測できるかもしれません。
最後に
チェーン店のバーガーは美味しいですが、コストの割に美味しいというだけで、もう少し高くても良いならもっと美味しいところはいくらでもあります。チェーン店じゃないところは、チーズに凝るのでチーズの味の深み、あと肉汁の質でチェーン店は絶対負けちゃいます。
そんな中で、大谷選手が「In-N-Outが好き」っていうのが、すごいなと思います。きっと本当に好きなんだと思うのですが、住めば都ロサンゼルス愛もあるんでしょうね。いつか彼が「今はwhataburgerが好き」と言う日が来ればいいなぁーと思います。
それでは、またー
▼ペッパーミルのほんとの出どころはこれ!▼
▼Patty Meltをご存知ない方はコチラから▼