THE TIME YOU ENJOY WASTING IS NOT WASTED TIME

テキサス州オースティン在住の単身赴任者の記録

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Pumpkin Patchからハロウィンとカボチャの関係を知る

(Image Creatorにて作成、実際の写真ではありません)



 

Pumpkin Patchとは

10月15日(土)にPumpkin Patch(パンプキンパッチ)に行ってきました。Pumpkin Patchとは、日本では馴染みのない言葉だと思いますが、米国では、このハロウィンの時期に少し田舎の農場で開かれるFamily-friendly(家族向け)なイベントです。

 

入り口入ってすぐのところ。

 

Patchはパッチワークのパッチですが、区画と言う意味があります。なので、Pumpkin Patchとは元々は「家庭菜園や畑などでカボチャが植えられている区画」のことを指すのが語源のようです。

 

園内はオレンジ一色

 

今では、農場で行われるカボチャを主体としたファミリーイベントのことを総じてパンプキンパッチと言います。カボチャが山ほど置いてあり、気に入ったものは買って帰ることができます。

 

園内にはfacepaintのブースがあるので、フェイスペイントしてもらっている子供がいっぱいいます。みんなめっちゃ可愛い。

 

ハロウィンの時期なので、ハロウィンと絡めた写真スポットがいっぱいあります。あと子供が楽しめるようなアトラクションが各種用意されてます。それがパンプキンパッチです。

 

Pampkin Patchの会場

普段は何してるとこなのかよく分かりませんでしたが、下記の場所が会場でした。入場料は大人が$10です。この会場では、Pumpkin Festと言うイベント名でしたが、一般的にはこれがPampkin Patchです。

 

 

私は一人暮らしで子供もいないので(日本にはいるけど)、ファミリー向けイベントに参加してもしょうがないのですが、子供の写真撮るのが好きなので、参加してきました。本日撮った写真で人の顔がはっきりと写っているやつは、顔にぼかし処理を入れてます。

 

園内を列車(トラクターがドラム缶を牽引している)が走ってます。

 

ハロウィンとカボチャの関係

私はハロウィンとカボチャの関係性を知らないので、これを機に調べました。ハロウィンのこの時期、カボチャを怖い顔に彫刻し、それをジャック・オー・ランタン(ジャコランタンとも)と呼び、至る所に飾ってますが、そもそもなんでカボチャなの???ハロウィンとカボチャの関係って、どうなってるんでしょ?

 

子供のいい写真撮りたいのは、世界共通。

調べてみると、ハロウィンは元々アイルランドやスコットランドを起源とする風習のようです。そして、アイルランドでは、人の頭蓋骨を模して白いカブを使って頭蓋骨模様に加工していたようです。そして、この頭蓋骨模様に加工したカブの中にロウソクを入れて灯し、鬼火(魂の宿る炎)として扱ったようです。人の頭蓋骨を模して、白いカブ。これはすごく理解しやすいですね。

 

これは蜘蛛でしょうか。子供、載せたくなるよね〜

 

後に、移民したアイルランド人によりこの風習がアメリカ大陸に伝わったのですが、アメリカではカブが生産されていませんでした。代わりに似たようなものとしてカボチャが生産されていたので、カボチャがカブの代用品として使われたのです。

 

テキサスといえば、バッキーズ!!!

 

先日、灯籠流しの記事を書きましたが、亡くなった人の魂を『容器に入れたロウソク』で表現する、と言うのはアジア・欧米に共通する考え方のようです。アジアでは、ロウソクを入れる容器が灯籠であったり、提灯であったりするし、欧米ではカブであったり、カボチャであったりするのでしょう。ロウソクの灯火に神聖なものを感じてしまうってのは世界共通なんですね。

 

 

まだ生まれて間もない感じの赤ちゃんでした。まだ首が座ってない赤ちゃんをカボチャにもたれかからせて写真撮るってお母さんもおりました。

 

しかも多少の時期の違いはありますが、日本は8月だし、ハロウィンは10月です。時期的にも大きな差がないってのが興味深いですよね。

 

アイルランドでは、「秋の収穫を感謝する」という意味もあってハロウィンの起源が秋になっています。日本はお盆(8月)だけど、精霊馬をナスやキュウリを使っていたことを考えると似たような意味合い(夏の収穫を感謝する)があったんでななかろうかと想像します。

 

こうやって考えると人間の営みというのは人種・地域に関係なく似てる点があるから面白いですよね。

 

みんないい笑顔です。

 

会場の様子

話を今日のPampkin Patchに戻します。私は去年もこの同じ会場のPampkin Patchに参加してます。今回が2回目になります。私がこのイベントが好きなのは、参加者の笑顔で溢れているからです。盗撮が良くないというのは分かっているのですが、彼らの笑顔を見ると撮らずにはいられません(なので、本人が特定できない程度にボカシ処理は入れてます、いやできるかな)。

 

キヨハラソフトと言うオールドレンズ(1987年発売)を使ってます。キヨハラソフトは独特のソフトフィルター効果を与えます。久しぶりにこのレンズ使いました。

 

これもキヨハラソフト。年配のご夫婦もツーショットで自撮りしてました。

 

ベロ出しの女の子。ロックですね!

親が少しでも子供のいい写真を撮ろうとするのは、これも世界共通のようです。見てて微笑ましいです。日本のハロウィンも仮装に重きを置きすぎず、こんな部分も取り入れて欲しいなと思います。

 

⇩最後に会場の様子です。音あり、約3分です。日本の人は見たことない量のカボチャだと思います。



動画を見ていただくと、米国のハロウィンの楽しみ方が垣間見えるかと思います。動画の最後の方に斧を投げている場面がありますが、Axe Throwingといってこちらでは立派なスポーツです。この会場では、Axetasy(ax:斧+ecstasy:エクスタシーかな)と表記されてました笑。ちゃんと世界大会もあります。

World Axe Throwing League - World Axe Throwing League

 

Axe Throwing(斧投げ)

 

最後に

首から一眼カメラぶら下げて、一人で参加してるのは、私が見る限り私だけだったように思います。携帯で撮るより、私の方がいい写真撮ると思うんですよね〜。撮った写真はタダであげるから、もっと自由に撮らせて欲しいなぁ。イベントの専属カメラマンとして雇てくれへんかなぁ。Pumpkin Festの関係者の方、これ見てたら、来年やと〜て〜!!

 

それでは、またー

 

⇩カブ(turnip)の加工の仕方を説明してくれてます。オリジナルに忠実にやってみたい方、ご参考にどうぞ。



⇩先日、訪れた別のハロウィンイベントです。

 

⇩カボチャつながりで、パスタソースの話もどうぞ。