はじめに
日曜日、トレイルに散歩に行ってきました。Champion Parkという公園に車を止めて、そこから伸びているBrushy Creek Greenbeltというトレイルです。
このトレイルはChampion Parkから東西に伸びているのですが、西側は何度か行ったことがあるので、今回は初めて東側に行ってきました。
散歩時のカメラとレンズ事情
私は自然のものを撮るのが好きなので、トレイルに行くときはカメラを持っていきます。一眼カメラ本体1つとレンズいくつかを持って行きます。レンズは被写体によって変えるので、その日撮りたい被写体に応じて持っていくレンズを選びます。
トレイルに散歩に行く場合、景色を撮るのであれば、広角あるいは50mm以下の単焦点レンズを、鳥を撮るのであれば、ズームレンズを、虫や花を撮るのであれば、マクロレンズを持っていきます。
何回も訪れているトレイルであれば、もう景色を撮らないので、通常はズームレンズとマクロレンズの2つを持ち歩くことが多いです。今日は初めて歩くトレイルなので、この2つに50mm単焦点も入れて、3つを持ち歩いてました。
レンズの得手不得手
これらのレンズは被写体にそれぞれ得手不得手があります。
例えば、ズームレンズは遠くのものを撮るのが得意なので、鳥は撮影しやすいです。しかし、全体的な景色を撮るのには向いてないし、近くの虫や花も撮りにくいです。虫を撮る場合、なるべく近づいてアップで撮りたいのに、ズームレンズでは極端に近づいては撮れないのです。
逆に景色を撮る広角レンズで、鳥や虫を大きく取ろうと思うと被写体にかなり接近する必要があるので、逃げられて撮れません。
マクロレンズは虫や花にどこまでも近づけますが、遠くの鳥を撮るのは得意ではありません。景色にも向きません。
このように各レンズには得手不得手があるのです。
なぜ逃げられる?
で、いつも思うのですが、ズームレンズを付けてるときに限って、近くに蝶やトンボが止まってたりするし、マクロレンズを付けてる時に限って、鳥が近くに止まってたりするのです。急いでレンズを取り替える場合もあるのですが、大抵はその間に逃げられます。
今日も広角レンズを付けてるときに、見たことない鳥を見かけました。「どうせレンズ取り替えてる間に逃げるんやろ」と思ってしばらくその鳥を眺めてました。でも、全く飛ぶ気配がないので、「あれ、これは撮れるパターン?」と思って慌ててレンズを交換したのですが、交換したときにはもう姿が見えなかったです。
もちろん、上手く撮れた時の印象より、逃げられた印象の方が強いので、そう思うだけかもしれません。
でもその印象をさっぴいても、やはり鳥や虫は、人間の気を感じてるんじゃないかなぁと思います。撮影しようと思ってない時は、気が出てないんでしょうね。撮ろうと思った瞬間に気が出るのだと思います。
気と言ってもスピリチュアルなものじゃなくて、気配です。さらに具体的には、音です。音も単に音が出たら逃げる、というのじゃなくて、慌ててる音がダメなんだと思います。
足跡、動作、息遣い、全ての音がゆったりしてれば、そんなに逃げないような気がするのですが、慌てると確実に逃げられます。あまりお目にかかったことがない鳥や虫に出会った時ほど慌ててしまうので、逃げられる、という矛盾に陥ります。
『好きでもない異性の前では普通に振る舞えるけど、好きな異性の前ではなんか変になっちゃう現象』とでも言いましょうか。自然の生き物は自然な振る舞いじゃないものを察知する能力が高いです。
今日の鳥・虫
で、今日撮れた鳥と虫(トンボ)です。鳥は100-400mmズームレンズ、トンボは90mmマクロレンズを使って撮影しています。
コマツグミ(American Robin)
アメリカでは広くどこにでもいるツグミです。お腹がオレンジ色なので、いたらすぐ見つけられます。地上で地面を漁っていることが多いです。木の枝にも止まりますが、あまり高い位置には行かないようです。低いところでよく見かけます。
今日は水浴びしているコマツグミを見かけました。コマツグミの撮影には、なんの緊張もないので、私から変な気も出てないのだと思います。簡単に撮れました。
キヅタアメリカムシクイ(Yellow-rumped Warbler)
この辺では冬鳥なので、そろそろ見納めかな。お尻に黄色い模様があるので、遠くにいてもすぐわかります。隠れたいのか、目立ちたいのか、よく分からない鳥。
Ruby Spot
日本名はありません。カワトンボ科のイトトンボです。3月ぐらいから出始めるトンボです。
この個体は体が綺麗し、目が真っ白なので、羽化したての個体だと思われます。突いてもゆっくり歩くだけで、まだ飛べませんでした。
これは雌なんですが、雄の羽はとても綺麗な赤色をしています。ruby(ルビー)と名が付くのも納得なのです。
このトンボの撮影にマクロレンズを使っています。マクロレンズはどこまでも被写体に寄れます。
⇩以前、下の記事にも書きましたが、米国の蝶には和名があるのですが、トンボには和名がありません。
それでは、またー