THE TIME YOU ENJOY WASTING IS NOT WASTED TIME

テキサス州オースティン在住の単身赴任者の記録

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Austinの春は紫から黄色の絨毯へ

(Image Creatorにて作成)

 

 

はじめに

以下の記事にAustinでのブルーボネットの見どころランキングを記載しました。

 

 

このランキングの第三位にJ. J. Pickle Research Campusというところをピックアップしました。先日の日曜日に、この場所の現在の様子を見に行ってきました。私のアパートから近いので自転車ですぐに行けます。約1ヶ月前からどう変わったかの報告です。

 

J.J. Pickle Research Campus

ブルーボネットの見どころとして第三位にピックアップしたのですが、実はこのJ. J. Pickle Research Campusはなかなか広大な敷地です。きっと初めて訪れてもどこがポイントなのか分かりにくいと思います。Austin近郊にお住まいの方が、訪問した時に迷わなくていいように、もう少し詳細に場所を記載しておこうと思います。

 

私は米国でコロナのパンデミックが一番酷かった頃、通ってるジムが閉鎖になってしまったので、この敷地内をジョギングコースにしていました(ちょうど2020年の春ごろ)。なので、この敷地内のことはめっちゃ知り尽くしています。

 

J. J. Pickle Research Campusの敷地内マップ

通常は車で訪れることになると思いますが、地図の上に「入り口」と書いてるWest Breaker Laneから入ります。土日は自由に入れますが、平日は知りません。多分ですが、入れるけど許可証を持ってない車は駐車場に止めては行けないんだと思います。

 

そして、A, B, Cと書いてるところが見どころスポットになります。以下にA, B, Cで撮影した写真を示します。

 

ポイントA

ポイントAが一番分かりやすいブルーボネットのポイントです。入り口入って100mほど真っ直ぐ進んだ右側に現れます。

 

2023年3月12日(ポイントA)

今日、行ってみたところ、ブルーボネットはほぼ終わりかけてました(下の写真)。でも代わりに他の花が出てきてるので、これはこれでとても綺麗な花畑になってます。わずか一ヶ月弱の間に、紫の絨毯から黄色の絨毯に様変わりしました。

 

2023年4月9日(ポイントA)

2023年4月9日(ポイントA)

 

上の写真で、黄色い花はIndian blanket(テンニンギク)Thread-leaf thelesperma(ハルシャギク)です。白い花はRoadside gaura(マツヨイグサの仲間)です。ブルーボネットが完全に枯れてしまったのではなく、他の花の方が背丈が高いので、埋もれてしまってます。

 

春の最初に丈の低い花が埋め尽くし、その後、丈の高い花に置き換わるってよくできてますね。短い春の間に複数の花が共存できる自然の知恵なんでしょうね。

 

ポイントB

ポイントBは、ブルーボネットの量は大したことないのですが、Texas Paintbrush(カスティリェヤ)というピンク色の花が咲くので、ブルーボネットの紫色との対比が綺麗です。

 

一面ブルーボネットの紫一色っていうのも、それはそれで見応えあるのですが、複数の色が混じるのもこれはこれで綺麗なーと思います。

 

2023年4月9日(ポイントB)

2023年4月9日(ポイントB)

この敷地内、全体的に人通りが少ないのですが、ポイントBは特に人通りがないです。何度もここに来てますが、他の人を見かけたことがありません。行けばこの景色を独り占めできます。あるいは虫の写真撮ってる私がいるかも知れません。

 

ポイントC

ポイントCも一面にブルーボネットが咲きます。ただ、真横に大きな道路(Burnet Rd) が走っているので、どうしてもフェンスや車が映り込んでしまいます。なので、見る分には綺麗なところなのですが、写真撮るにはイマイチかも知れません。

 

2023年3月12日(ポイントC)

黄色のホワホワした花は Turnip weed(ミヤガラシ)だと思います。今日もここを通ったのですが、そんなに花の密度が濃くなかったので、今日は撮影しませんでした。

 

ついでの虫写真

今日の散歩中ついでに撮った虫です。花より虫を撮ってる時間の方が長いので、どっちがついでか分からないですけどね。

 

Ashy-grey Ladybug(ハイイロテントウ)は日本では沖縄にはいるようだけど、本州にはいない種のようです。ピント甘いけど、飛ぶ瞬間が撮れたので、載せておきたい!甲虫が飛ぶ瞬間って「意を決した感」があって可愛いんですよね。

Ashy-grey Ladybug(ハイイロテントウ)

そういえば、以前、東大がテントウムシの羽を研究して、人工衛星のアンテナ折り畳み技術への応用を考えてる、と言った記事読んだことあります。テントウムシの羽って、「強度」「コンパクトに折り畳める」っていう相反する機能を併せ持ってるんだとか。確かに、折り目が多ければ、強度落ちそうですもんね。へぇー

 

European Honeybee(セイヨウミツバチ)、私花粉症なので、このミツバチ見てるだけで鼻がムズムズする。よくこんなことできると思う。こいつの顔ガシガシ洗ってやりたい。ミツバチは花粉まみれでも大丈夫なんだから、東大がミツバチ研究したら、花粉症治る薬作れるんちゃうの?

European Honeybee(セイヨウミツバチ)

 

Dainty Sulphur(チビキチョウ)Familiar Bluet(ルリイトトンボ)。今シーズン始めて撮ったトンボ。オスは綺麗な青色なんですが、これは多分メスです。

左:Dainty Sulphur(チビキチョウ)、右:Familiar Bluet(ルリイトトンボ)

チビキチョウは全然珍しくない蝶ですが、チビってひどくない?オオキチョウってのもいるんですが、その反対がチビキチョウ?大きい方をデカキチョウにするか、小さい方をコキチョウにしないと可哀想な気がする。

 

最後に

テキサス来られたことない方は「テキサスも花、綺麗んやなぁ」と思われるかも知れませんが、花綺麗なのは1年を通して今だけです。3、4月だけ。この時期以外は植物園に行かないと大して見れない。

 

日本のようにアジサイがあったり、コスモスがあったり、紅葉があったり、っていうのはないです。夏にヒマワリは咲くけど、そこまで大きなヒマワリ畑は見たことないな。四季それぞれに花が咲くって、すごいことやなと思います。

 

ということで、この時期は一年で一番Austinが美しい時期だと思います。することない週末はお出かけして、上ではなく下を眺めるお花見を楽しみましょう!

 

それでは、またー