THE TIME YOU ENJOY WASTING IS NOT WASTED TIME

テキサス州オースティン在住の単身赴任者の記録

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【米国】カスタムバイクの展示会に行ってきた

(Image Creatorにて作成)



 

はじめに

本日は、"THE HANDBUILT MOTORCYCLE SHOW"というカスタムオートバイの展示会に行ってきました。

 

 

私は日本では、学生時代に原付バイクに乗ってただけで、それ以上大きなバイクの免許は持ってないので運転したことありません。でも、乗り物全般見るの好きだし、加えて米国は州によって多少異なるものの、総じて車もバイクも日本より改造の規制がゆるいので、改造車を見てるだけでも十分楽しいです。

 

こういう言い方するとアレですが、米国人は、男の子が好きそうな感じに車やバイクを改造するのが得意だな、と思います。

 

今週末は、COTA(Austinにあるサーキット)でMoto GPが開催されているのですが、それに併せて同じ週末に開催されているようです。去年はMoto GPの観戦に行ったので、今年はこちらの展示会に参加してみました。

 

会場の入り口

 

The Handbuilt Motorcycle Show

イベントのHP見ると開催趣旨として、次のようなことが書かれています。

As our collective existence slips further into digital abstraction, we at the Handbuilt Motorcycle Show believe something has been lost and it is time to revive the culture of physical craftsmanship. Although in today’s modern mass-produced world few young people are taught how to do physical work or are encouraged to embrace a trade, there remains a universal attraction to the beauty that can only be formed by human hands.

The Handbuilt Motorcycle Show is an inspiring showcase of works from builders and craftsmen that combine knowledge, skill, and ingenuity to create one-of-a-kind truly hand-built machines.

 

世の中が全体的にデジタルによる抽象化に進む中で、私たちは、職人技の文化を復興する時が来たと信じています。大量生産された製品が普及している今の世の中では、物作りを教えられたり、職人技を身につけるている若者はほとんどいません。しかし、人間の手でしか作り出せない美しさには普遍的な魅力が宿っているのです。

Handbuilt Motorcycle Showは、知識、技能、創造性を結集して作り上げられた唯一無二の手作りのマシンを展示する、刺激的な展示会です。

 

的なことが書いてます。要は「デジタル化が進む大量生産時代に物申す」というのを大義にしているようです。絶対、単に改造が好きだからやってるだけだと思いますけどね。

 

会場の雰囲気です。

 

展示会場

開催場所は、ダウンタウンの南側、Austin American-Statesmanという場所でした。普段は何しているところなのか分かりません。

 

 

大きな倉庫内にバイクが約150台展示されてました。倉庫の外には、フードカー、コンサート用ステージ、バイクショーをするスペースなどがありました。コンサートも興味あったのですが、今日はお天気だったのに観客席に日陰なしだったので、聴きませんでした。

 

サーカスでよくあるバイクがぐるぐる回るショーをやってたみたい。

お客さんは男性ばかりかなと思ってたのですが、思ってた以上に女性も見かけました。男女問わず全般的にタトゥー率はかなり高かったです。普段街中でもよく見かけるのですが、それはワンポイント的なやつが多いです。

 

今日は、ガッツリタトゥーをたくさん見かけました。どうやら改造バイクとガッツリタトゥーは親和性が高そうです。バイク改造したくなる人は、自分の体も改造したくなるのかもしれません。

 

展示してたカスタムバイク

約150台全て見て回ったと思いますが、自分的に気に入ったやつ(あるいは、気に入ってはないけど、写真を撮らずにはおれなかったやつ)を以下に列挙していきます。

 

⇩ELI CARVER / THE MILK JUG / TEXAS

配色が綺麗なーと思いました。(でた!子供の感想)

 

⇩COMBAT MOTORS

ここは、しっかりしたホームページも持ってるようなので、個人の趣味ではなく会社としてやってるみたい。

 

⇩CALEB SWINEY / LITTLE MARTHA / GEORGIA

こういうピンナップガールの絵はアメリカっぽくていいですね。

 

⇩CHARLIE GIORDANO / VOODOO DOLL / MASSACHUSETTS

こういう馬鹿馬鹿しい改造を真面目にやるの、いいですよね。このバイク人気ありました。常に人だかり。私も結構好き。自分は乗りたくないけど、友達がこれ持ってたら嬉しい。

 

⇩DUSTIN KOTT / 71 DAYTONA / CALIFORNIA

ハデハデなのが多いので、こういうシックなのもいいです。

 

⇩NIC JACOBS / COLD ASS HONKEY / TEXAS

ヨシムラはかつてスズキと手を組んでたレーシングチームのことだと思います。シール貼ってるのがダサいですが、一周回ってこれがかっこいいのかな。ワカラナイデス。

 

⇩CABANA ROGNSVOOG / ROAD TRIP / SOUTH DAKOTA

ぱっと見、ダサいと思ったのですが、見てるうちにカッコいいのかな、という気がしてきました。

 

⇩CHARLES CARVER / VESPA CUTDOWN RACER / TEXAS

多分もとはVESPAだと思うのですが、可哀想な姿にされてました。

 

⇩ROY MARTIN / GREMLIN / COLORADO

ぱっと見、ダサいなと思って、何回か見返したのですが、やっぱりダサいなと思いました。

 

⇩RICHARD DOZER / SEX ON WHEELS / KENTUCKY

「ちゃんと強度計算してる?」って不安になるフレームの細さ。

 

⇩PAUL HARTMAN / 1928 HARLEY DESERT SLED / CALIFORNIA

これはレトロでかわいい。こういうのに乗りたい。

 

⇩STEPHEN HAGANS / 2022 TRIUMPH BOBBER BRUTE / TEXAS

これ、座るところから、ハンドルまで手届くかな。

 

⇩KYLE SEIFERT / AKI / TEXAS

どこをどう改造しているのかよく分からないけど、ほんとに乗るんだったら、こういうのが一番安心感ある。

 

最後に

こんな感じで、日本では公道をとても走れないようなバイクばかりが展示されてる会場でした。こちらでは、これらが公道走れるんだから、すごいですよね。

 

車にしても、バイクにしても規制が日本より緩いので、車やバイクの改造が好きな方にとっては米国は天国でしょう。でもこんな改造車が高速で自分のそばを走ってるかもしれないと思うと、ほんと怖いですね。改造車・バイクを見かけたら、距離を開けようと強く思いました。

 

それでは、またー

 

⇩コチラはレトロに改造された車の展示会です。


⇩ちょうど一年前にMoto GPを観戦したお話。