THE TIME YOU ENJOY WASTING IS NOT WASTED TIME

テキサス州オースティン在住の駐在員。無駄な時間も楽しく過ごせば、無駄な時間じゃない!

テキサス通院日記『大腸検査』

 

はじめに

本日、アメリカで大腸検査を受けてきました。大腸の内視鏡検査(colonoscopy)というやつです。

記憶がはっきりしているうちに、ひと冬の経験を記録しておきたいと思います。

 

大腸検査を受けるようになった経緯は過去記事をご覧ください。

(前編)はこちら。

(後編)はこちら。

 

ちなみに、私は日本で過去3回大腸の内視鏡検査を受けています。A病院で1回、B病院で2回です。

A病院では、検査時に鎮静剤を使用しました。完全に意識が飛んでるわけではないですが、意識が朦朧としている状態で処置を受けました。

B病院は、鎮静剤を一切使用しない病院でした。なので処置中はお腹がめちゃめちゃ痛かったです。ハリガネムシに寄生されたカマキリの気持ちがわかりました。間違いなく過去受けた医療検査の中で一番痛かった検査です。

人生で3施設目の大腸検査はアメリカの病院となりました。果たしてどうなりますやら…

 

 

検査の前準備

まず検査前の準備として、下剤を服用し、お腹の中を空にします。

日本では、2リットルの液状下剤を2時間かけて飲んだと思います。A病院の時は朝早起きして自宅で。B病院の時は病院に行ってから、その日検査を受ける他のおじさんたちと一緒に飲んだ記憶があります。

「これがビールやったら、楽勝やけどな」という親父ギャグを言ったおじさんを今でも覚えています。

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今回、私が処方された下剤はCLENPIQというやつでした。160mlの小さいボトル2本です。日本の2Lは下剤と腸を洗浄する効果を兼ねてるのだと思うのですが、CLENPIQは下剤の効果だけなんだと思います。自分で水を追加で飲むように指示書に書かれています。

私は午前11時からの検査だったのですが、前日の夕方に1本、当日の早朝に1本飲むように指示を受けました。味は炭酸の抜けた、粘度強めのオロナミンCといった感じでした。美味しくはないけど、飲めない味ではなかったです。

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前日の夕方に飲んだやつは夜寝た後に、もよおしたり、最悪おねしょみたいなことになるのかな、と心配しましたが、大丈夫でした。夜中1回だけ、目が覚めてトイレにいきましたが、それだけでした。大体、服用後4時間ぐらいトイレに行きたくなる効果が続きますが、その後は落ち着きました。

私の印象では、日本のやつは短時間で一気に出してしまうので、お腹が痛くなりがちです。CLENPIQは2回に分けるので、日本のに比べると徐々に出していく感じです。お腹はほとんど痛くなりませんでした。

私はこっちの方が好みです。

 

受付

当日は検査1時間前の10時に病院に来るように言われてました。また、麻酔の影響で帰りは自分で運転できないと言われていたので、会社の後輩に送り迎えをお願いしました。

朝、病院に向かうとき、後輩に「絶対、車でもらさないでくださいよ!」と冗談なのかマジなのか、よく分からんことを言われました。「頑張る…」とだけ答えました。

病院についたら、まず受付でいくつかのペーパーワークを指示されました。ペーパーワークは、同意書的なやつですが、私の英語力ではスラスラ読めないので、結局、雰囲気でサインすることになります。

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「めちゃめちゃ難しい英語やんけ…」と頭抱えてたら、事務の女性に「それスペイン語やで。英語は裏やで。」と言われました。それぐらい緊張していたのだと思います。

また処置が終わって帰るときは、迎えに来てくれる人にナースが事前に電話して時間を伝えるので、電話番号を教えるように言われました。送ってくれた後輩の電話番号を伝えました。

ペーパーワークの提出が終わったら、ほどなく待機室に案内されました。

 

待機室

待機室では、「着ているものを全て脱いで、これに着替えるように」と指示を受けます。前だけのガウンみたいなやつです。背中はガラ空きです。着たら、ちょうど裸エプロンみたいな状態になりました。

日本では、お尻に穴の空いた紙パンツみたいなのを履きました。米国は裸エプロンでした。甲乙付け難いマニア垂涎のコスチュームです。

その状態で、ベットで横になり、点滴刺され、脈拍や心電図を測るやつを取付けられました。

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次に、麻酔医らしき人がやってきて、色々説明してくれましたが、何を言ってるのか全然わかりませんでした。

まぁ、分かっても分からなくても、されることは一緒でしょうから、もはや分からなくても、全然気にはなりませんでした。「もう、好きにして」って感じでした。

 

処置室

で、いよいよベットに横になったままの状態で、処置室に運ばれました。処置室に入って、初めて担当医師の紹介がありました。看護婦さんが鼻に直接酸素を送る管を私に設置しました。

ここまでくるともう完全にまな板の鯉です。冬ですけど、なぜか頭の中は山口百恵の『ひと夏の経験』が流れてました。

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その時、看護婦さんが"Have a good nap.(ぐっすり寝てね)"と言ったと思うのですが、それを最後に記憶が途切れてます。きっと麻酔医が点滴のラインに麻酔を入れたのだと思います。「ひと夏の経験」がフェードアウトしていきました…

次に目覚めた時は再び待機室でした。

 

再び待機室、そして

待機室で、看護婦さんに起こされたのだと思うのですが、目を覚ましました。状況が理解できずに「検査を待っている間に寝落ちしてしまった!」と思いました。

やっと今から検査が始まるのかと思い、看護婦さんに「今何時?」と聞いたら、「11時50分」との返事でした。元々11時の予定だったので、めっちゃ遅れてるやん、と思いました。

すると、看護婦さんが、「多分、お迎えもう来てるよ」と言います。私は「呼ぶのまだ早くない?」と看護婦さんに言った瞬間に全てを理解しました。「あっ、もう検査終わったんや」と。「全身麻酔、すげーな」と。

そして、裸エプロンから、私服に着替えました。でも、まだまともに立ったり、歩いたりできない状態です。でも看護婦さんは、「ついて行くから、友達のとこに行こう」と言います。私は看護婦さんに支えられて、フラフラしながら病院を出ました。

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病院出たところで、後輩が待っていてくれたので、一緒に車まで行ってなんとか助手席に座りました。

日本では、鎮静剤の効果がある程度無くなるまで病院で横にならせてくれたと思いますが、米国では、こんなフラフラの状態でも終わったら即追い出すんですね。びっくりしました。

 

最後に

同じ大腸検査と言っても、日本と米国では、色々違いがありました。日本のいいとこ、米国のいいとこ、ありますが、どちらか一つを選べと言われたら、米国方式を選ぶかな。やっぱり痛い思いをしないっていうのがいいですね。

帰りに今日の処置結果の速報的な紙をもらいました。いくつか小さいポリープがあり、それを摘出したと書いてます。でも内視鏡で処置できないようなポリープはなかったみたいです。

そういえば、問題あれば処置後、医師が話に行くけど、問題なければ医師は行かない、と待機室で看護婦さんが言っていたような気がします。

 

ひと冬の経験、無事終わりました。これで、一安心かな。

 

おしまい。