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テキサス州オースティン在住の単身赴任者の記録

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日本に無事、入国しました!

(Image Creatorにて作成)

 

本日、無事、日本に入国できました! といっても、ほんっっっとに大変でした。ある程度、大変であろうことは覚悟してたのですが、それ以上だったと思います。

国際線の手続きは特に問題なかったので、関空に着いて以降の流れを記載します。

 

飛行機の混み具合は?

まず飛行機の混み具合は7割程度といった感じでした。もっと混んでるかなと思ってましたが、外国人の入国が禁止されたこと、また、入国後の強制隔離の条件があるので、日本人でもキャンセルした方もおられるかもしれません。

乗った飛行機は、Boeing 787ですので定員は240名です。7割だと170名ぐらいの乗客数だったと思われます。

 

到着からPCR検査結果待ちまで

飛行機が関空に到着したのが18時45分でした。その後、約15分ほど機内待機し、19時ごろに飛行機から降りれました。降りたらまず、PCR検査用の唾液を採取します。その後、書類及び携帯アプリの山ほどあるチェックポイントを回っていきます。

私は各資料の作成・記入を事前に終わらせていたので、どのチェックポイントでも特に滞ることなく進み、PCRの検査結果待ちポイント(私の場合、搭乗ゲート17番でした)まで行きました。

スムーズに行きましたが、各チェックポイントで待ち時間がありますので、この時点で20時30分になってました。かなりの距離を歩くので、歩きやすい荷物形体(リュックやコロコロ)と靴がいいと思います。

 

PCR検査待ち場所(ゲート)の割り振り

PCR検査結果を待つ場所は、大きく2箇所に別れているようでした。チェックポイントの最後の方で、「食べ物アレルギーがあるかどうか?」というアンケートを書かされます。どうやらその結果で搬送されるホテルが変わるのではないかと思います。

「アレルギーあり」とチェックした人は緑色のネックストラップを渡され、搭乗ゲート16に集められていました。「なし」にチェックした人(私も)はピンク色のネックストラップを渡され、搭乗ゲート17に集められてました。想像ですが、アレルギー対応のお弁当を出してくれるホテルとそうでないホテルに分けてるのかな、と思いました。

そして、ここからの待ち時間が長かったです。ここまでも長いのですが、ここからの長さに比べたら可愛いものでした。PCRの検査結果待ちということなんですが、ホテルの割り当てやバスの手配などもこの間にやっているようで、それらが終わるまで、ずっーーーとゲートで待つことになります。

 

PCR検査待ち場所(ゲート)からの脱出

各自PCR検査の番号が割り振られているのですが、番号を呼ばれた人だけ、ゲートを脱出し次のステージに進める、という仕組みです。自分の陽性・陰性はこの時点では分かりません。ここでは番号が呼ばれるだけです。

見てると約20名で1グループを形成しているようでした。ゲート17には100名ぐらいいたので、全部で5グループできたと思います。一番最初のグループが23時30分に約20名ぶんの番号を呼ばれて脱出しました。最後の第5グループはそれからさらに1時間後の0時30分に番号を呼ばれて脱出しました。なぜ第5グループの時間まで分かるかって言うと、私が第5グループだったからです。最後20名になるまで20時30分から日付変わった0時30分まで、4時間ずーーーーっと搭乗ゲートで待たされました。

途中、係の人から経過報告やあと何分ぐらい、と言う説明は一切ありません。ひたすら終わりの見えない待ち時間を待つことになります。

入国者はバイキン扱いなので、自販機や売店は使えません。4時間待っている間にペットボトルの水1本と小さいパンを支給してくれましたが、それ以上に必要な方は自分で飲み物・食べ物を用意しておくのがいいかもしれません。

あと搭乗ゲートの気温が、夜が更けるにつれてどんどん低下していきました。最初はそんなに寒いとは思わなかったですが、0時近くになると結構寒かったです。

 

バスに乗るまで

ここを脱出した後に、「あなたは陰性です」と次のチェックポイントで個人に伝えられます。自分以外のことは分からないので、結局同じ便の搭乗者に「陽性」の方がいたのかどうかは分かりませんでした。でも、何も連絡を受けなかったってことは、いなかったってことかなと良い方に解釈しています。

このあとは、入国審査と預け荷物の受け取りだけなので、全然時間はかかりません。ようやく空港を出てホテル行きのバスに乗り込めました。バスも同じグループの20名ぐらいが全員乗り込むのを待つので、結局出発は1時ごろになりました。

係の人に「どこのホテルに向かうのか?」と聞いたのですが、「大阪市内です」としか答えてくれませんでした。バス内でもソーシャルディスタンスを確保するために1グループ20名ぐらいに設定しているのかもしれません。

 

どこのホテル?

結局、ホテルに着くまで、どのホテルになるのか分かりませんでした。というかその時間になると「どこのホテルでもいいから、早く横にならせてくれ」って思います。着いたホテルは「アパホテル肥後橋駅」でした。ホテルに着いて、注意事項の説明を受けて、ようやく部屋に入ったのは2時を回ってました。

Googleマップでホテルを確認すると、臨時休業となっているので、今は強制隔離者ためだけに運営しているようです。24時間ずっとかどうかは分かりませんが、何度か廊下を覗いてみると、監視員が常に我々が部屋から出ないように見張っています。

まるで囚人になった気分が味わえます。

 

問題点1

日本がやっているこの対応がしっかりしている水際対策なのかどうかは、私はよく分かりません。ただ一つ問題やなと思ったことがあります。

上に書いたように約100名が同じ搭乗ゲートで4時間待たされます。みなさん椅子に座ったら、ほとんど動きませんが、でもトイレには行きます。トイレは一箇所しか使えません(自由にどこでも動き回れないようになっている)。仮に同性に陽性者がいたら、確実に同じトイレを使ってしまうので、時間が長くなればなるほど、濃厚接触する可能性が増すな、と思いました。

4時間は長いですが、でもその間に関空検疫所の方は、出国先による隔離期間変更の対応、アレルギー有無を考慮したホテルの割り振り、20名グループでの割り振り、バスの手配、ホテルとの調整とやること満載で、これだけのことをやれば、そりゃ時間が長くならざるを得ないな、と思います。

でも一方で、濃厚接触者数を減らすためには、一刻も早く個人をバラけさせる必要があります。この念入りにやると時間がかかる、時間がかかると濃厚接触する可能性が増す、と言う矛盾をなんとか解消して欲しいですね。

 

問題点2

コロナとは関係ないですが、気になることがありました。4時間待たされたゲート17の真横に「動く歩道」があります。その動く歩道から流れてくるのです。

「こちらは動く歩道の乗り口です。足元に注意してお乗り下さい。」と。

エンドレスで。エンドレスでこれを4時間、聞かされます。ノイローゼになりたくなければ、イヤホンで音楽聞くのが賢明です。この4時間の間、携帯やタブレットで時間潰す人が多いです。当然、コンセント周りの椅子が人気となります。早めにコンセント近くに座る、携帯バッテリーを持っておくなどのご対応を。

 

最後に

飛行機は18時45分に関空に着いたのに、ホテルの部屋に入ったのは日付変わって2時すぎ。合計7時間とちょい。いやー、強烈でした。

日本に到着した時点で大概フラフラになってるのですが、そこから7時間です。米国の私の家を出発してから、32時間が経過してますからね。自分で自分の顔の脂が嫌になりしたよ。ほんとに。小さいお子さん連れのご家族もありましたが、お子さんの面倒も見つつになると、ほんとに大変やろなと思いました。

こんな時期に日本に帰国すべきじゃないと言う意見があることも重々承知しています。でも、それを分かっていても会いたい人がいること、海外で暮らす邦人の数だけ事情があることも私は理解できます。これからオミクロン禍に日本に帰国される皆様の少しでもお役に立てれば、幸いです。

 

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深夜2時でしたが、お弁当くれました。左側は注意事項(表)

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注意事項(裏)、日本でUber使ったことないので、これは楽しみ。

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全部で3本。嬉しいですね。

私はテキサス州からの入国なので、少なくとも3日間の強制隔離は確定です。次回は強制隔離期間の過ごし方をレポートしたいと思います。

 

ここまでの道のり

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