前回、私が好きな撮影対象物のお話をしました。虫、花、鳥、星、雷などが好きな対象物です。まるでポケモンの属性ですね。今回は、撮影対象ではなく、撮影技法のお話です。
私の場合、撮影対象物がポケモン、カメラがモンスターボールですので、今日はモンスターボールをどのように投げるか、というお話です。
前回のお話はこちら
今日の目次
最初に
虫、花、鳥、星、雷などの撮影対象物のうち、星や雷は手持ち撮影では撮れません。撮れなくはないですが、手振れの影響を受けてしまうので、そういう意味で撮れない、ということです。星、雷、夜景などを撮影するときは通常三脚を使用します。
特にカメラに興味のない方からすれば、「あの人、なんでわざわざ三脚使ってるんやろ?」と思われたことがあるかもしれません。
今日はその疑問を解消するべく、三脚を使った撮影方法をご紹介したいと思います。以下は全て私が日本あるいは米国で撮影したものです。
三脚を使うと
三脚にカメラを設置すると、いくらシャッター速度を長くしても、手振れの影響を受けません。またシャッター速度を長くすると、手持ちでは表現できない、いろんな効果を演出することができます。シャッター速度を長くする撮影のことを、長時間露光撮影(long exposure)と言ったりもします。
明るく写すことができる
暗いところ(夜景、室内など)で手持ちで撮影する場合、手持ちによるブレの影響を写真に出させないために、シャッター速度をある程度早くせざるを得ません。そうすると、全体的に暗い画像になってしまいます。ISO(感度)をマニュアルで設定できる機種であれば、ISOを上げると暗い中でシャッター速度を早くしても明るい写真になりますが、画像の滑らかさを犠牲にすることになります。
暗い光も写すことができる
天の川や彗星のような淡い光を写そうと思うと、長時間の露光が必要になります。星空撮影の場合、他の条件にも依りますが少なくとも10秒から30秒ぐらいはシャッターを開けっぱなしにしたいところです。それぐらいシャッターを開けっぱなしにすると、天の川も写せます。街中じゃ、街の光の影響を受けるので、無理ですけどね。街中の光の影響を受けないような、田舎に行くと三脚とカメラさえあれば、天の川も写せます。
動きのあるものが消える
暗い中で、長時間露光すると、光源のない動きのあるものが消えます。消えるというのは写らない、という意味です。例えば、海を撮影すると波が消えます。車を写すと車のランプの軌跡は写りますが、車そのものは消えます。動いている人も消えます。動きのあるものが消えるというのが独特の効果を演出します。
最後に
三脚を使うと、三脚を使わないと得られない効果がいろいろと写真に付与できます。三脚撮影をされたことない方は是非チャレンジしてみてください!
撮影対象の幅がグッと広がりますよ。
⇩近所で夜景を撮ったときのお話です。