THE TIME YOU ENJOY WASTING IS NOT WASTED TIME

テキサス州オースティン在住の単身赴任者の記録

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【裏出張報告】Clevelandに行ってきた

(Image Creatorにて作成)

 

はじめに

今週は仕事でオハイオ州のクリーブランド(Cleveland)に行ってきました。2泊3日の出張でした。私の他、同じ会社の方4名(全員、ローカルの方)と一緒に行ってきました。クリーブランドの空港近くでレンタカーを2台借りての移動でした。私は同乗させてもらいました。

 

メインはお付き合いのある会社に訪問して、工場を見学させてもらったり、打ち合わせしたり、でしたが、それは表の出張報告書にきちんと記載するとします。ここでは、仕事と関係ない、そして会社には報告しない”裏”出張報告書を書いておこうと思います。

 

クリーブランドの空港にて



クリーブランドって?

●クリーブランド

オハイオ州の州都はコロンバス(Columbus)ですが、コロンバスに次ぐ大きな都市がクリーブランドになります。人口は40万人弱のようです。Austinが約100万人弱なので、Austinに比べるとだいぶ人口は少ないです。

 

アメリカ国内で出張に行く時、私はよく"The true size of"というサイトで距離感の比較を行います。日本地図を任意の位置に移動させて、他の国と重ねることができるサイトです。

 

オースティンからクリーブランドまでの距離。直線距離で約1,900kmです。

 

このサイトで、オースティンと鹿児島県の南端(佐多岬)を重ねると、クリーブランドは知床半島の北端(知床岬)とほぼ一致します。飛行機はオースティンからクリーブランドへの直行便がないので、ダラスで乗り換えました。山口県の防府市で乗り換えてる感じです。

 

「だから何?」って話ですが、日本の距離感に置き換えて米国内移動する方がなんか楽しいなってことです。

 

あと、クリーブランドといえば、映画「メジャーリーグ」「メジャーリーグ2」の舞台としても有名ですね。球団クリーブランド・インディアンス(現:クリーブランド・ガーディアンズ)の物語でした。2に石橋貴明が出たやつです。

 

●エリー湖

そして、クリーブランドは五大湖の一つエリー湖に隣接しています。エリー湖は五大湖の中では4番目の大きさです。琵琶湖の何倍だろうと思って計算してみると、約40倍でした。四国の約1.4倍。うーん、もう頭が混乱する。ひとくくりに湖(英語でlake)って単語だけで片付けてはいけないような気がします。もうちょっと大きさによって単語を分けて欲しいですね。

 

エリー湖の大きさ

 

今回の出張では、車での移動中に一瞬だけエリー湖が見えました!写真は撮れなかったけど、この目で見たので、私の中でエリー湖は制覇です。

 

●Rust Belt(錆びた地帯)

私は知らなかった言葉ですが、車での移動中、ローカルの方が私に色々教えてくれます。クリーブランドを含む五大湖にのぞむ一部の地域をRust Beltというんだと教えてくれました。

 

かつては五大湖の近くという地の利を活かして、重工業や自動車産業で栄えた地域なのですが、その後、米国内では南部に自動車産業が移っていったり、重工業もアジア含む他国に移っていったりして、次第に廃れてしまったようです。

 

確かに、車で走りながら景色を見てて、古そうな建物がいっぱい残っているのは趣があっていいなと思ったのですが、窓ガラスが割れたビルがそのまま残ってたりして、ちょっと廃れてる感はありました。その方は、クリーブランドにある古い建物をRust Buildingとも表現してましたが、一般的にはそのような言い方はないようです。

 

●Goodyear

泊まったホテルのすぐそばにでっかいグッドイヤー(Goodyear)のビルがありました。ビルの前の通りは”Goodyear通り”です。

 

Goodyearの本社ビルです

ご存知ですか?グッドイヤー。世界3大タイヤメーカーは1位が日本のブリヂストン、2位がフランスのミシュラン、3位がアメリカのグッドイヤーです。調べてみると、このビルが本社ビルでした。この地で自動車産業が栄えた頃の名残なんでしょうね。

 

飲みの場にて

●flight

初日の夜は、お客さんと一緒に会食でした。結構いいステーキ屋さんでしたが、お客さんと一緒なので、写真撮るのはやめときました。二日目は身内だけで、地元のブリュワリーに行って、まずflight(フライト)を頼みました。

 

Lock 15 Brewing Companyのflight、ビールもappetizerもすごく美味しかった。パンのpretzelってこんな美味しいんやって見直しました。

 

flightって日本では使わない言い方ですよね?米国では、少し小さめのグラスでいろんな種類(通常は4種類ぐらい)のビールを試し飲みするときにflightって言います。ブリュワリーでは、たくさんの品揃えがあるので、まずflightで気になるやつを頼んでお気に入りを見つけるって感じです。

 

flightはfly(飛ぶ)の名詞系ですが、この場合は「飛行機の便」を指すみたいです。空港で飛行機がいろんな行き先に行くように、いろんな種類のビールを試して、お気に入りの行き先(ビール)を見つけてくれ、ってことのようです。アメリカらしい、いい例え方ですよね。

 

●Boston Strip

もうブリュワリーだけで私は結構お腹いっぱいになったのですが、一緒に行った方達が「二軒目でガッツリ食べよう」みたいなことを言います。「いや、行くとしても軽くやろ」と思いましたが、有無を言わさず私も二軒目に連れて行かれました。なんとステーキ屋でした。

 

周りのみんながBoston Stripというステーキを頼んでたので、私も同じのを頼みました。みんなで「New york Stripは聞くけど、Boston Stripって聞いたことないなぁ」と言いながら、Boston Stripを頼みました。

 

Diamond GrilleのBoston Strip

ストリップ(Strip)って日本では「衣服を脱ぐ、裸にする」って意味でしか使わないように思いますが、名詞では「細長い一片」という意味です。なので、背骨周囲の細長い肉のことを指すようです。さらに取れる部位で赤みの多いのがNew york strip、脂身が多いのがBoston Stripというようです。

 

米国人に負けられん、と思って必死で食べました。肉は残さず食べました。付け合わせで出てきたベイクドポテトは残しました。腹立つのがベイクドポテトもめちゃ美味しいんですよね。でも残り少ない胃袋にポテトよりステーキを優先せざるをえませんでした。

 

●飲んでる時の話題

こっちの方が男同士で飲んでるときに盛り上がる会話(仕事の話題以外で)って、どんなだと思いますか?

 

私の印象では、「食べ物・お酒」「銃」「車」「家族(独身なら女性関係)」の大体この4つかなと思います。銃の話以外は日本の男性とも共通するかもしれませんが、日本の男性以上に食べ物の話が好きな印象です。「どこどこのなになにが美味しい」とかそんな話。

 

家族の話も、子供の話は日本でもあると思いますが、奥さんや彼女の自慢話がこちらは結構ある印象です。意外なのはスポーツの話題はあまりないような気がします。複数人いたら興味あるスポーツが違ってて盛り上がりにくいのかな。

 

「銃の話題」は私も前々から気になってたので、聞いてみました。「どんなときに銃の話するの?」って。そしたら、「仲のいい仲間内で話す話題だ。いつでも、どこでも出せる話題じゃない」的なことを言ってました。「お前も興味あんのか?」って聞かれたので、「興味ある」って答えると「今度連れていったるわ」って言ってくれてました。ガンシューティング行ってみたいけど、一人で行くのもな、と思ってたので、誘ってもらえたら嬉しいな。

 

●年齢の話題

米国では、相手の年齢を直接的に聞くことはあまりないような気がします。でもお客さんと話してると、やはり私の年齢は気になるのか、外堀から攻めてくるようなことが多いような気がします。

 

まず「子供いるの?」って聞いてきます。いるって答えると「子供はいくつなん?」って聞いてきます。さらには「結婚して何年経つの?」って聞いてきます。流石に「何歳の時に結婚したの?」とは聞いてきませんでした笑。

 

でも、そこまで聞くなら、もう年齢も聞いてくれよって思いますが、決して年齢は聞いてきません。どうせ年齢わかったところで、日本みたいに急に敬語からタメ口に変わるわけでもないんだから。なんか面白い文化ですね。

 

トルネード警報

3月2日(木)の帰り道、ダラスからオースティンへの飛行機に乗る間際にトルネード警報が出てました。ダラスーオースティン間は車なら3時間、飛行機なら1時間の距離です。

 

ダラスから帰るときにトルネード警報が出ました。アービングはダラス空港があるところです。

 

クリーブランドからダラス便も着陸間際にかなり揺れたので、トルネード直撃は嫌やなと思う一方で、少しワクワクしちゃいます。雲の上から雷見えるかな、とか。竜の巣、見れるかな、とか。気分はラピュタでした。パズーが竜の巣目指す時の音楽が頭の中で流れてました。

 

普段は通路側を予約するのですが、トルネード警報が出てることを知って直前で座席を空いてる窓側に移しました。ダラスーオースティン間の小一時間、終始窓の外を眺めて過ごしました。

 

でも結局、雲の上から雷を見れなかったし、竜の巣も見つけられませんでした。トルネード直撃より少し時間的に早かったようです。私が自分のアパートについてから、雷雨になって、派手に雷が光ってました。

 


最後に

裏出張報告書は以上です。裏はスラスラ書けるけど、表の報告書は時間かかるなぁ。そっちはもう今日は諦めて、明日書くとします。

 

それでは、またー

 

⇩後日、ほんとにガンシューティングに誘ってもらいました!

 

⇩前回の出張はシカゴでした。