THE TIME YOU ENJOY WASTING IS NOT WASTED TIME

テキサス州オースティン在住の単身赴任者の記録

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【バードウォッチング】ヤマセミ探しの旅に出た

(Image Creatorにて作成)



はじめに

今日は久しぶりにバードウォッチングに行ってきました。先週末、カヤックで遊んだ時にヤマセミを目撃したのですが、どうしてももう一度見たくて(望遠レンズで撮影したくて)、今回はカヤックで遊んだ川沿いのトレイルを中心にヤマセミ探しの旅(約2時間ですけど)に出てきました。

 

今日のバートン川。今日もカヤックしてる人は何人かいました。

今日は最高気温15℃、最低気温が3℃でした。先週末のカヤックに行った時は、最高気温が25℃だったので約10℃低かったです。でも天気は良かったので、心地よいバードウォッチング日和でした。

 

⇩先週末、カヤックからヤマセミを目撃したお話はコチラ

 

Barton Springs

コロラド川の支流のバートン川沿いのトレイルを歩きつつ、野鳥を見つけたら写真を撮る、といった感じで約2時間の散歩でした。Austinでは、バートン川はBarton Springsと呼ばれる天然のプールがあることで有名です。

 

 

Barton Springsとは、バートン川の一部区間を堰き止めて、天然のプールにしているところです。カヤック乗り場の少し上流にあります。夏はすごい人気があり、夜10時まで営業しています。会社の人にも「夜にBarton Springsで泳ぐのはめちゃ楽しいぞ」と言われたことがあります。行ったことないけど。

 

流石に、もう今の時期はプールとしては営業してないだろうと思ってたのですが、まだ営業してました。野鳥撮ってたら、すれ違いざまに散歩してたおばさんから、「今日、Barton Springsタダやで。行ってきたら?」と言われました。親切なのは分かるのですが、なぜ野鳥撮影している私に薦めてくれたのか謎でした。そもそも気温15℃なので、泳ぐ気温じゃないし。

 


と思っていたら、何人か泳いでる人いました!普通に川に浸かっている人もいるし!びっくりしました。私は長袖シャツにジャンパー羽織ってちょうどいいぐらいの気温だったんですけどね。

 

なんでこのクリスマスシーズンに泳ごうと思ったのか、全く理解できないです。向こうからしたら、クリスマスシーズンに野鳥撮っている人も理解できないでしょうけど。

 

そして、私も今日まで知らなかったのですが、このBarton Springsは"Barton Springs Salamander (Eurycea sosorum) "というこの近辺だけに生息する固有種サンショウウオの生息地らしいです。へぇ〜

これより先、侵入禁止の看板。サンショウウオを守ってるみたい

 

本日の野鳥

●アメリカヤマセミ (Belted Kingfisher)

今日の1番の目的は、ヤマセミを見つけることだったのですが、見つけることできました!

 

先週、見たところよりほんの少しだけ上流でしたが、2羽見つけました。2羽とも雌でした。私は別個体だと思ったのですが、2羽を同時に見たわけではないので、もしかしたら同じ個体なのかもしれません。

 

アメリカヤマセミ。一羽は川の上を通る電線に留まっているのを見つけました。

アメリカヤマセミ。もう1羽は川の対岸の木に留まっているのを見つけました。

このヤマセミは正確にはアメリカヤマセミ(Belted Kingfisher)です。このヤマセミはカワセミ科にしては珍しく渡り鳥のようです。冬場にテキサスで観察されますが、夏場はもっと北に移動してしまします。

 

雌には赤褐色の模様が腹にありますが、雄にはないようです。なので、この2匹は両方とも雌のようです。

 

●ナンベイヒメウ (Neotropic Cormorant)

バートン川は小さい川なのでこのナンベイヒメウが所々にいました。ちょうど頭上を飛んできて木に留まったやつが撮れました。

ナンベイヒメウ。頭上を飛んできた。なんとなく原始的な鳥の雰囲気がありますね。

ナンベイヒメウ。そして、近くの木に留まった

名前の通り主に南米に生息する鳥です。北米ではテキサス州辺りが生息地の北限のようです。

 

●セジロコゲラ (Downy Woodpecker)

北米全体で年中見ることができる特に珍しくはない小型のキツツキです。バードウォッチングに行くと、かなりの確率でどこででも見ることができる安定のセジロコゲラです。

セジロコゲラ。上が気になるキツツキ2匹

セジロコゲラ。やっぱり上が気になるキツツキ1匹

雄は頭に赤い点があるのですが、この2匹にはなかったので、多分2匹とも雌です。

 

●サメズアカアメリカムシクイ (Orange-crowned Warbler)

写真の個体は頭が赤くないですが、頭が赤くなる個体もあるようです。なのでズアカは頭赤だと思うのですが、サメがわかりませんでした。鮫?それとも小目?たまにこういう日本語の意味が分からない日本名付けられちゃってる鳥や虫がいますね。

サメズアカアメリカムシクイ

サメズアカアメリカムシクイ

しかもムシクイって、モンスターみたいな名前付けられてますが、鳥なんか大体虫食べますからね。もうちょっと可愛い名前つけてあげて欲しかったな。せめてムシゴノミ(虫好み)とか。

これも渡り鳥です。冬だけテキサスにやってきます。

 

●キヅタアメリカムシクイ (Yellow-rumped Warbler)

所々の黄色がチャームポイントのキヅタアメリカムシクイ。これも英名のyellow-rumpedは"黄色いお尻の"ってことだと思うので、分かりやすいのですが、日本名のキヅタ(木蔦?黄蔦?)って何?って感じです。

キヅタアメリカムシクイ

キヅタアメリカムシクイ

これも渡り鳥です。冬だけテキサスやメキシコまで下りてきます。夏場はアメリカの北側の州あるいはカナダ、さらにはアラスカまで行くみたい。すごいなぁ。

 

●Black-crested Titmouse

テキサス州近辺の固有種なので、日本語名はないようです。頭のトサカがキュートな鳥です。crestは"トサカ"、crestedは"トサカのある"という形容詞です。シジュウカラ科(titmouse), エボシガラ属の鳥のようです。

 

Black-crested Titmouse

Black-crested Titmouse

テキサスとメキシコの一部にしか生息していないようです。小さい鳥でもアメリカの端から端まで渡る鳥もいれば、狭いところでじっと過ごす鳥もいるんですね。

 

●おまけ(リス)

木の上でくつろぎ中のリスと遭遇しました。足掻きながら、「なんなん?」みたいな顔で見られました。

 

週末のお父さん(家庭によってはお母さんかな)みたいなリス

 

最後に

久しぶりのバードウォッチングでした。何よりヤマセミが望遠レンズで撮れて満足です。今日は雌しか撮れてないので、次回は雄探しの旅に出ないとあきません。

 

それでは、またー

 

⇩過去のリス写真はコチラ