THE TIME YOU ENJOY WASTING IS NOT WASTED TIME

テキサス州オースティン在住の単身赴任者の記録

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自家製ビール作り/ Dead Ringer IPA

(Image Creatorにて作成)

 

 

はじめに

4回めのクラフトビール作りが完了です。

 

過去3回と今回の大きな違いはビールのレシピキットを購入する先を変えてみました。これまではCraft A Brew社のビアキットを購入していたのですが、今回はNorthern Brewer社からのキット購入です。

 

⇩Craft A Brew社のHP

 

⇩Northern Brewer社のHP

 

今回のビール

今回はNorthern Brewer社の1ガロンビアキットのなかからDead Ringer IPAというものを選んでみました。

 

Ringerは「鈴を鳴らす人」と言うことですが、Dead Ringerには「そっくりさん」とか「生き写し」という意味があります。HPの商品紹介には『ミシガン州で醸造されているアメリカンIPAのオマージュ作品』と書いてるので、元となる有名なIPAがあって、それの模倣品なんだと思います。まず、ミシガン州の元となるIPA飲んでみたいですけどね笑

 

”Dead Ringer is a larger-than-life American IPA beer kit with a hop aroma so thick you can almost see it.”

「Dead Ringerは、濃厚なホップの香りを存分に感じることができる力強いアメリカンIPAである」

とも商品紹介に書いています。ワクワクしますね。

 

Northern Brewer社から購入キットの箱の中身

Northern Brewer社のビアキットでCraft A Brew社と一点違いがあったのは、プライミングシュガーが同梱されていたことです。Craft A Brew社のキットにはプライミングシュガーが付いていないので、メイプルシロップやコーンシロップを使用していました。しかし、それでは二次発酵として安定したナチュラルカーボネーションが得られないので、二次発酵が不要なkegによる強制カーボネーションに移行した経緯があります。

 

しかし、この同梱されているプライミングシュガーを使えば、安定した二次発酵が得られるのかもしれません。まぁ、今回も私はkegを使うので、このプライミングシュガーは使わないのですが。

 

ちなみに、このプライミングシュガー、袋にはfizz dropsと書いてあり、US amazonでfizz dropsを検索すると何種類か出てきます。Kegを購入する前にfizz dropsの存在知ってれば、まずこれを試した思うんですけどね。

 

⇩たとえば、こう言うやつ。US Amazonでビール作り用のプライミングシュガーが売ってた。

 

作る工程

作る工程は、基本的には以前とまったく同じなので、興味ある方はこの記事の最後に貼り付けている過去記事を御覧ください。

 

これまでと違って多少気を配ったのは、一次発酵時の温度管理です。一次発酵に適した温度は18~26℃程度です。しかし、ここのところ日中Austinは連日40℃超えです。流石に部屋の中は40℃までは行きませんが、30℃は超えてしまいます。なので、クーラーバッグにcarboyを入れて、毎日朝7時と夕方7時に保冷剤を入れ替えてやりました。これで大体20℃前後を維持でき、一次発酵も順調に進んだと思います。

 

左:麦汁をcarboyと言われる1ガロンのガラス瓶に移したとこ(7月17日)
右:クーラーバッグにcarboyを入れて2週間放置した

そして2週間後にCarboyからKegに移し替えました。

Kegに移し替える直前。これが7月31日

 

試飲

Kegに移し替えた1週間後の8月7日に初めて飲んでみました。カーボネーションはばっちしでした。最初からビールの泡でした。味も凄く美味しいです。IPA特有の強めのホップの香りを感じます。

 

左:8月7日、右:8月10日
左:8月15日、右:8月20日

時間と共に色や泡の具合が変わるのかな、と思ってたまに写真に撮って経過を見てみたのですが、特に色や泡の具合に違いは感じませんでした。しかし、今回、新たに分かったのは、味は最初(8月7日)から同じなのですが、美味しさは時間が立つに連れてより美味しく感じるのです。カーボネーション完了と関係なく、2週間ぐらいKegで寝かせた方がいいのかなと思うに至りました。

 

味は同じなのに、美味しさの感じ方が変わる、と言うのは説明が難しいのですが、8月7日の時点のビールは味が口の中に残る時間が短いと感じます。すぐに舌から離れて全て流れていく感じです。8月15日時点のビールは、味が舌に残ります。余韻がある、ということでしょうか。

 

この違いが何によって起きているのか分かりません。何か成分が変わっているのか、炭酸の入り具合で違ってくるのか、ビールの粘性が変わっているのか。なんとなく炭酸の入り具合とビールの粘性には関係がありそうな気はしてます。

 

アルコール度は一次発酵完了次のBrixが12.0%、Kegに入れる時点のBrixが6.2%だったのでアルコール度は3.2%になります。やはりアルコール度はやや低くなってしまいます。クーラーバッグに入れて低めの温度維持に気を配ったのですが、夏場は難しいのかもしれません。

 

最後に

4回目ともなるとかなり小慣れた感じで作れるようになってきました。今まではレシピキットを購入して、ビールを作ってきたのですが、そろそろ麦からビールを作ってみようかとも思っています。そうなると麦を挽くミルが必要になったり、あといくつか道具を揃えないといけないので、現在研究中です。また、いつかご報告できたらと思います。

 

それでは、またー

 

⇩3回目のビール作り

 

⇩2回目のビール作り

 

⇩初めてのビール作り