はじめに
この週末、ようやく自作のクラフトビールを飲みました。
⇩前回のお話(ボトル詰めして、二次発酵の開始まで)はコチラです。
ボトル詰めして、この週末でちょうど2週間が経過しました。クラフトビール作りの取説では、ボトル詰めして2週間経過すれば、飲めるとのことだったので、まず1本だけ飲んでみました。
ビールとマンゴー酒
今回、飲んだのは、この2本です。1本はプライミングシュガーとして、砂糖を3g使ったもの。もう1本は、マンゴージュースにビール酵母を混ぜて2週間寝かせた得体の知れない飲み物です。
ビールの方は、とても綺麗な色してます。マンゴー酒の方は、下3分の1にモロモロの何かが沈殿してました。
ビールの感想
まずはビールの方ですが、ボトルはスイングトップ式のボトルを使用しています。スイングトップの蓋を開けると、勢い良く「ポン!」という破裂音とともに開いたので、二酸化炭素が充填してたんやな、ということは分かりました。
ビールっぽい泡が出るのかな、と楽しみにしてグラスに注いだのですが、残念ながら泡はあまり出てきませんでした。
ドキドキしながら飲んでみました。やはり泡が出ていないので、ビールらしい発泡感はほとんどありませんでした。わずかに炭酸は感じますが、ほんのわずかです。
しかし、味は凄く美味しいです。オークチップで香り付けしたので、樽の香りがするはずなのですが、樽の香りというよりも、なぜか若干柑橘系の香りを感じます。フルーティーな味わいです。またIPAだけあって、ホップの香りも強く、濃いビールっていう印象です。IPAはジョッキで飲むようなビールではないので、1回350mlぐらいがちょうどいいと思います。
十分美味しく飲める味でした。ただ、やはりもう少し炭酸感が強い方がよりビールとして楽しめるので、残りの分はもう少し寝かせてみて、より炭酸感が強くなるか見てみようと思います。
このビールは前回報告したように、アルコール度を算出することはできないのですが、取説では7%のアルコール度になるそうです。飲んでみたところ、7%なのかどうかは分かりませんが、アルコールが入っていることは分かります。次回作るときは糖度を計測して、アルコール度も把握したいですね。
500ml用のボトルに350mlしか入れなかったので、二酸化炭素が逃げれるスペースを作ってしまったのが、ビールに十分二酸化炭素が溶け込まなかった原因かなと思いました。次回は、500ml使うなら、もっとギリギリまで入れてみようと思います。
マンゴー酒
こちらはより実験的なのですが、市販のマンゴージュースにビール作りの結果、残ってしまう澱(ビール酵母)をマンゴージュースに混ぜて、2週間放置したものです。
こちらは、元のマンゴージュースと2週間経過後のマンゴー酒の糖度を測ったので、アルコール度数を算出することができます。元のマンゴージュースの糖度は10.4%、飲む直前のマンゴー酒の糖度は3.5%でした。
計算するとアルコール度4.6%(重量比)になっているようです。すごい!こんな簡単なやり方で、お酒が作れた!
そして、これをグラスに注いでみました。瓶の下の方に溜まっているモロモロは、なんか気持ち悪かったので、荒目のフィルターで濾してモロモロは除きました。
そして、グラスに注いだ結果、こちらの方がビールよりしっかりと泡が出ました。恐る恐る飲んでみると、ビール感強めのマンゴー酒って感じでした。発泡感も先に飲んだビールよりも強かったです。
もともとこのマンゴージュースを買ったときに、2缶買いました。1缶はそのまま飲みました。1缶をこのマンゴー酒作成に使いました。
今回飲んだやつは、もともとのマンゴージュースに比べ、かなりマンゴー感が弱くなってます。その代わりに、ビール感が強く出てきました。印象では7:ビール、3:マンゴーって感じでした。正直、ビール酵母をほんのわずかに混ぜただけなのに、ここまでビールを主張するようになるのかとびっくりしました。
決して不味くはないのですが、めっちゃ美味しいってこともないです。昔ドイツに行ったときに、オレンジ味のビールとか、他の果実の風味付けしたビールを飲んだことがあるのですが、ちょうどそれに近い感じでした。
普通にラムやジンなどでマンゴージュースを割った方が美味しいマンゴー酒ができるような気はします。しかし、味以上にジュースとビール酵母を混ぜたら、発酵が起こってお酒になるってことが分かったので、今後も色々試してみようと思います。
今回はビール酵母を混ぜましたが、ビール酵母ではなく、イースト菌をマンゴージュースに直接入れるとどうなるのかも気になるところです。きっとビール用のイースト菌を使うと、なんでもビール色にしてしまうんでしょうね。今度機会があれば、ワイン用のイースト菌も購入してみようと思ってます。
最後に
今後もビール作りを趣味として、色々試してみたいと思ってます。また何か面白い知見が得られたら、報告していこうと思います。
それでは、またー