はじめに
今日はオースティンの図書館(Austin Public Library)に行ってきました。
2017年に完成した新しい図書館で、内装が洒落てるということはネットの写真を見て知っていたのですが、行くのは今回が初めてです。
オースティン、ダウンタウンのコロラド川沿いに位置します。
CAW
この図書館は6階建てですが、中央が吹き抜けになっています。吹き抜けを階段が渡っています。吹き抜け部を見上げてまず目を引くのは、壁に掛けられたCAWと呼ばれる高さ11メートルの鳩時計風のオブジェです。
実際は、鳩ではなく、Austinの至る所で見られるgrackle(クロムクドリモドキ)という鳥をモチーフにしているようです。
grackleとは、カラスを一回り小さくしたような見た目の鳥です。鳴き声は、日本では聞いたことない感じですが、高音で「キューイ、キッ、キッ、キッ」という金属音のような鳴き声を出します。
私は野鳥全般好きなのですが、この鳥だけは見た目小型のカラスだし、鳴き声気持ち悪いし、あまり好きになれません。
そんな鳥がモチーフのでっかい時計です。
でも、今写真を見返すと、時計の針がないですね。振り子は確かに動いてたので、てっきり時計だと思ってましたが、どうやって時間を見るんやろ??
Suspended Spectrum
次に、窓側にぶら下げられた色鮮やかなプラスチック板が目を引きます。太陽の光で、通路や壁や階段もカラフルになってました。いい演出やなと思いました。
作品の説明を読むと、「オースティンダウンタウンでビルが建設されたり、壊されたりということを繰り返す都市の流動性を色鮮やかな板をぶら下げることで表現した」的なことが書いてました。
その他、目を引くもの
各階を順番に見て回りながら、最上階の6Fまで行ってきました。途中、面白いなと思って立ち止まったものを順に書きます。
●マンガコーナー
日本のマンガコーナーがありました。私はあまりマンガは読まないですが、こうやって一つのコーナーが設けられているのはなんか嬉しいですね。
去年、日本に帰った時に子供が鬼滅を全巻持っていたので、それは読みました。ここにもちゃんと鬼滅もありました。
これだけマンガがあれば、子供は嬉しいでしょうね。作品セレクションのセンスがいいのかどうか、私は分からないです。
●Austin Energy
何階かは覚えてないですが、窓から隣の景色を見ると、Austin Energyという電力会社の設備が見えます。すごくしょーもない景色なんですが、窓ガラスに何やらいっぱい字が書いてます。
何書いてるのかなと近づくと、Austin Energyの設備名が書いてました。めちゃめちゃマニアックやな、と思いましたけど、実際の景色と見比べながら見入ってしまいました。
他にAustin Energyの歴史やら電力会社の役割などが窓ガラスに書いてました。これなら興味を持つ子供もいるでしょうから、しょーもない景色も工夫次第やなと、ちょっと感心しました。
●壁掛けの絵
同じ階ですが、壁に掛けてる絵も、Austinっぽくて良かったです。
この作品は故Daniel Johnstonという方の作品ですが、彼は長年精神科施設で過ごしたようで、晩年作品を通してメンタルヘルスの理解を広める活動をしていたそうです。
屋上庭園
最後に、屋上庭園です。屋上には庭園があり、その周りに椅子もいっぱいあるので、くつろぎスペースになっています。
ノートパソコンで作業している人、コーヒー飲みながら読書している人、絵本を読んでいる親子、携帯で写真を撮っている人、ほんとに思い思いに過ごしている感じでした。
日本の図書館はどうかわかりませんが、こちらは飲み物、食べ物を持ち込んで問題ありません。図書館の職員ですら、水筒片手に作業してますから。
図書カード
今日は本を借りなかったですが、図書館カードだけ作りました。
入り口横のパソコンで、必要事項入力したあとで、受付の人に免許証渡したら、作ってくれました。本借りると、返すのが面倒くさいけど、電子書籍もレンタルできるっていってたので、それは一度見てみようと思ってます。
最後に
日本の図書館に比べ、すごくリベラルな雰囲気がありました。最近の日本の図書館を知らないので、比較できないですが、パソコンもすごいたくさんありました。
単に書籍を調べるだけでなく、自由に使っていいパソコンのようでした。ネットしてる人もたくさんいたし、ゲームして遊んでる人もいました。
暇な日はここで一日過ごせそうですが、駐車場代はまあまあかかりました。図書館の地下駐車場に止めたのですが10時過ぎから14時過ぎまで駐車して、出るときに$9払いました。思ってたより高かったです。ダウンタウンだったらそんなもんなんかな。
でも良い日を過ごせました。
それでは、またー